平成3年度の展覧会(1991年4月から1992年3月)

ページID1001259  更新日 2023年2月16日

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シャガール名作版画展 愛の讃歌

会期:平成3年4月30日から5月12日

チラシ:シャガール名作版画展 愛の讃歌

この展覧会は、マルク・シャガール(1887年から1985年)による、羊飼いの少年ダフニスと美しい乙女クロエーとの牧歌的な恋を描いた「ダフニスとクロエー」のシリーズをはじめ、音楽、色彩、人、動物、花束が自由自在に宙を駆け巡る祝祭画「サーカス」シリーズ、荘重な「神々の大地で」シリーズ、軽妙艶治な「アラビアン・ナイト」シリーズなど、シャガールの代表的な版画100点を展示しました。

第9回 衣浦東部美術展

会期:平成3年6月5日から6月16日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介します。

この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。平成59年度より現在の「衣浦東部美術展」と名称を改めて、平成20年度の第25回展まで開催しました。

第8回 愛知教育大学美術教室・総合造形コース教官展(愛知教育大学 美術教育講座 教官展)

会期:平成3年6月19日から6月30日

刈谷市内にある愛知教育大学の美術教室・総合造形コース(美術教育講座)の教官有志による絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を紹介しました。
昭和59年度から平成16年度の第20回展まで毎年開催しました。

第7回 愛知県陶磁資料館所蔵品展 民芸のやきもの

会期:平成3年8月14日から9月8日

チラシ:第7回 愛知県陶磁資料館所蔵品展 民芸のやきもの

愛知陶磁資料館所蔵の名品の中から「民芸のやきもの」をテーマに、民芸の原点ともなった各地のやきもの28点を展示しました。

第6回 風景の会絵画展 「私と風景」

会期:平成3年8月20日から9月1日

チラシ:第6回 風景の会絵画展 「私と風景」

1986(昭和61)年に東海地方の作家が所属団体や会派を超えて「風景の会」を結成しました。
各回それぞれテーマを設けて開催し、平成7年度は第10回記念展として、「平成の富嶽百景」と題し現代の富士100景を展覧しました。当館では、昭和62年度の第2回展から平成7年度の第10回展まで開催しました。

神々の詞 祭へのいざない 市川晃展

会期:平成3年9月25日から10月6日

チラシ:神々の詞(こえ) 祭へのいざない市川晃展

1987(昭和62)年3月、春陽会会員 市川晃氏より美術館に寄託された作品のうち、初期の静物画から祭りをテーマとした近作に至る油彩画34点と海外の祭りを捉えた版画9点を展示しました。

第7回 日本表現派展(第35回)

会期:平成3年10月15日から10月20日

日本表現派は、日本人の誰もが心の底に流れている内なるものを素直に表現した作品の創造を求め、形式や技術に捉われず純粋な精神の高揚を求める作家の集まりとして設立されました。

昭和60年度の第29回展から平成3年度の第35回展まで巡回展を開催しました。

上原欽二自選展

会期:平成3年10月22日から10月30日

チラシ:上原欽二自選展

自然に自己・人間の原点を見透かし、豊かな生命感と精神性をたたえた画風を展開する上原欽二の全貌を紹介した展覧会です。

大正5年に岡崎市に生まれた上原欽二は、岡崎師範学校在学中より公募展に出品を重ねるなど絵画に親しんできました。その後愛知県立刈谷高等女学校の図画教師となり、春陽会を中心に活動しつづけます。

初期は、力強く表現する風景画を展開し、1955(昭和30)年より自己の内的世界を描きこんだひまわりシリーズが登場します。悠然と立ち、またうなだれるそのひまわりは、「一点一点自画像であって、その自画像は私の日記帳のようなもの」だと語っています。その後1970年代半ばより、琵琶湖に生える葦をモチーフにした作品が展開していきます。風に揺らぎ、日に照らされ、水と空と葦とがひとつになってそよぐさまからは深遠な精神性が感じられます。

この展覧会では、春陽展に初入選した初期にはじまり現在までの約150点の作品によって上原欽二の画業の全貌を展示しました。

図録「上原欽二自選展」販売中

永遠の中に刻む書 戸田提山展

会期:平成3年11月13日から12月1日

チラシ:永遠の中に刻む書 戸田提山展

現代書の新たな可能性を追及する「少字数書」の代表作家・戸田提山の展覧会です。

1917(大正6)年に愛知県安城市に生まれ戸田提山は、1937(昭和12)年に岡崎師範学校を卒業後、教職につく一方、書への道をこころざし、手島右卿に師事しました。1951(昭和26)年第一回日本書作院展で特賞を受賞をはじめ、毎日書展、日展などを中心に活躍しています。近代性、国際性、創造性、伝統性の観点から「少字数書」の魅力を刻むその作品は、人々の心をとらえつづけています。

この展覧会では、初期から現在までの代表作約80点の作品を展示し、故郷の「土」に根ざした豊かな感性による「書の美」を紹介しました。

マリー・ローランサン展

会期:平成4年1月5日から2月2日

チラシ:マリー・ローランサン展

マリー・ローランサン(1883年から1956年)が若い画学生だった20世紀の初頭のパリは、フォーヴィズムやキュビズムといった前衛的な芸術の流れが台頭し、ヨーロッパ各国からも多彩な才能をもった若い芸術家たちが集まり、大きな変革の時代を迎えようとしていました。

ローランサンは、ブラック、ピカソ、ルソー、そして詩人のアポリネールなど、後に20世紀の巨匠といわれるこれらの芸術家たちに囲まれた環境のなかで青春を過ごし、その影響を受けます。しかし、彼女の鋭い知性と繊細な美的感覚は、これらのイズム(主義)と深くかかわることはなく、独特の自由で洗練された画風をつくりあげて近代フランスが生んだ優れた女流画家として確固とした地位を築きました。

この展覧会では、長野県蓼科にあるマリー・ローランサン美術館所蔵作品の中から彼女の青春期から円熟期にわたる油彩・水彩・デッサン・版画・挿絵本など約150点を展示しました。

図録「マリー・ローランサン展」販売中

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