平成元年度の展覧会(1989年4月から1990年3月)

ページID1001261  更新日 2023年7月5日

印刷大きな文字で印刷

日本浮世絵博物館所蔵 歌麿展

会期:平成元年4月20日から5月7日

チラシ:日本浮世絵博物館所蔵 歌麿展

日本浮世絵博物館が所蔵する約70点の作品により、単純化された色面と線描の構成によって女性美の典型をつくだした江戸後期の浮世絵師・喜多川 歌麿を紹介しました。

第7回 衣浦東部美術展

会期:平成元年6月7日から6月18日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介しました。
この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。昭和59年より現在の「衣浦東部美術展」と名称を改めて、平成20年度の第25回展まで開催しました。

第6回 愛知教育大学美術教室・総合造形コース教官展(愛知教育大学 美術教育講座 教官展)

会期:平成元年6月21日から7月2日

刈谷市内にある愛知教育大学の美術教室・総合造形コース(美術教育講座)の教官有志による絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を紹介しました。
昭和59年度から平成16年度の第20回展まで毎年開催しました。

第4回 風景の会絵画展 「現代尾張百景を描く」

会期:平成元年6月21日から7月2日

チラシ:第4回 風景の会絵画展 「現代尾張百景を描く」

1986(昭和61)年に東海地方の作家が所属団体や会派を超えて「風景の会」を結成しました。
各回それぞれテーマを設けて開催し、平成7年度は第10回記念展として、「平成の富嶽百景」と題し現代の富士100景を展覧しました。当館では、昭和62年度の第2回展から平成7年度の第10回展まで開催しました。

自然、その生命感の美 成田 陽 自選展

会期:平成元年7月20日から8月6日

チラシ:自然、その生命感の美 成田 陽 自選展

成田陽は、1922(大正11)年に南満州に生まれ、東京で育った後、1942(昭和17)年に刈谷に移住しました。1949(昭和24)年、院展に初入選し、1951(昭和26)年に中村岳陵に師事し、第7回日展に「瓦斯工場」で初入選。以後、同展を中心に発表し続けました。移りゆく四季や自然の営みを見つめ、その輝きをやさしく包み込みこむような清新な風景画を展開しました。
この展覧会は、代表作70余点の風景画などを紹介しました。

第5回 愛知県陶磁資料館所蔵 よみがえる伝統 現代の陶芸

会期:平成元年8月9日から8月27日

チラシ:第5回 愛知県陶磁資料館所蔵 よみがえる伝統 現代の陶芸

やきものが、鑑賞作品としての性格を強くするのは、“茶の湯”が盛んになる室町時代からです。茶の湯は、絵画、書、立花などを含めた総合芸術と呼ばれており、茶人たちの厳しい鑑賞眼が、新しい分野のやきものを生み出しました。
それは、桃山茶陶として結実しますが、やきものが作家の表現として登場するのは、京焼の仁清からのことです。しかしそれ以降も、陶芸家の創作活動は限られたものでしかありませんでした。

やきものの制作が、芸術活動として広く認識されるのは、昭和初期のころといえます。明治以来の芸術の発展のなかで陶芸家たちの意識が変化し、この時期に一斉に開花しました。

今回紹介する昭和を代表する作家たちが、新しい陶芸の一歩を踏み出すのは、ほとんどこの時期です。彼らは、従来の技巧にとらわれた陶芸にあき足らず、新しい創作活動をはじめました。彼らの陶芸の方向は、ひとつは桃山陶への回帰であり、もうひとつは中国中国陶磁の再認識でした。前者は、荒川豊蔵、金重陶陽、加藤唐九郎らの志野、織部、古備前の再現として、後者は、加藤幸兵衛、石黒宗麿、加藤土師萌らによる青磁、天目、色絵などの現代化として開花しました。

今回の展覧会は、昭和の陶芸に大きな足跡を残した、6名の陶芸作家の代表作を展示し、現代陶芸の原点を探りました。

若き日の巨匠画家 クレパス画作品展

会期:平成元年9月20日から10月15日

チラシ:若き日の巨匠画家クレパス画作品展

この展覧会は、著名な作家たち77名のクレパス画100点を展示しました。おもに昭和初期から戦後まもないころまでに描かれた各作家の初期に位置する作品であり、昭和前期の時代背景と日本美術の変遷を紹介しました。

《主な出品作家》
朝井 閑右衛門、池田 龍雄、石井 柏亭、伊藤 廉、猪熊 弦一郎、大沢 昌助、岡本 太郎、岡 鹿之助、小山田 二郎、加山 又造、川口 軌外、熊谷 守一、小磯 良平、須田 国太郎、須田 剋太、寺内 萬治郎、林 武、藤本 東一良、三岸 節子、宮永 岳彦、宮本 三郎、村井 正誠、山口 薫、脇田 和ほか

第5回 日本表現派展(第33回)

会期:平成元年11月15日から11月26日

本表現派は、日本人の誰もが心の底に流れている内なるものを素直に表現した作品の創造を求め、形式や技術に捉われず純粋な精神の高揚を求める作家の集まりとして設立されました。
昭和60年度の第29回展から平成3年度の第35回展まで巡回展を開催しました。

第4回 清教学園幼稚園絵画展

大阪府河内長野市の私立清教学園幼稚園児の絵画と絵本を展示しました。
同園は絵画制作の指導を通して、子どもの個性を最大限に伸ばすことを目的とし、昭和30年頃から全国的に有名になり、高松宮妃殿下賞、大阪府知事賞など数多くの賞を受けています。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

美術館
〒448-0852
刈谷市住吉町4丁目5番地
電話:0566-23-1636 ファクス:0566-26-0511
美術館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

ページ内容改善の参考とするためにご意見をいただいています。

このページの内容は分かりやすかったですか?