平成5年度の展覧会(1993年4月から1994年3月)

ページID1001257  更新日 2023年2月16日

印刷大きな文字で印刷

絵本原画展「こどものとも」にみるファンタジー・ワールド

会期:平成5年4月29日から5月16日

チラシ:絵本原画展「こどものとも」にみるファンタジー・ワールド

絵本は、子供たちのみずみずしい感性によって読みつがれ、時代をこえて私たちに夢いっぱいの感動を語りかけてくれます。

戦後日本の創作絵本界をリードし続けた月刊「こどものとも」は、毎号ひとつの物語に一人の作家が挿絵を描く月刊物語絵本として、昭和31年4月に創刊されました。その芸術的な挿絵と楽しい創作物語による絵本は、絵と詞が一体となった総合芸術として高い評価を受けてきました。

この展覧会では、月刊「こどものとも」の中から、特に重要な作家13人をあげ、「かばくんのふね」や「ぐりとぐら」など、代表作品の原画全場面を一冊分ずつ合計215点を展示し、絵本原画の楽しい世界を紹介しました。

第11回 衣浦東部美術展

会期:平成5年6月9日から6月20日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介します。

この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。昭和59年度より現在の「衣浦東部美術展」と名称を改めて、平成20年度の第25回展まで開催しました。

第10回 愛知教育大学美術教室・総合造形コース教官展(愛知教育大学 美術教育講座 教官展)

会期:平成5年6月23日から7月4日

刈谷市内にある愛知教育大学の美術教室・総合造形コース(美術教育講座)の教官有志による絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を紹介しました。
昭和59年度から平成16年度の第20回展まで毎年開催しました。

刈谷市美術館収蔵作品を中心に 上原欽二・市川晃2人展

会期:平成5年7月21日から8月1日

チラシ:刈谷市美術館収蔵作品を中心に 上原欽二・市川晃2人展

季節ごとに表情を変えていく琵琶湖の葦を描いた上原欽二氏の「葦シリーズ」の中から油彩画10点と素描を、また、各地の祭を取材した市川晃氏の「日本の祭シリーズ」から油彩画11点と素描・リトグラフを展示しました。

第8回 風景の会絵画展 「木曽路を描く」

会期:平成5年8月11日から8月29日

チラシ:第8回 風景の会絵画展 「木曽路を描く」

1986(昭和61)年に東海地方の作家が所属団体や会派を超えて「風景の会」を結成しました。
各回それぞれテーマを設けて開催し、平成7年度は第10回記念展として、「平成の富嶽百景」と題し現代の富士100景を展覧しました。当館では、昭和62年度の第2回展から平成7年度の第10回展まで開催しました。

籔内佐斗司の博物学的世界展

会期:平成5年9月26日から10月24日

チラシ:籔内佐斗司の博物学的世界展

日常の生活空間に生きづく彫刻を造りつづける彫刻家・籔内佐斗司は1953(昭和28)年大阪に生まれ、1978(昭和53)年に東京芸術大学美術学部彫刻科を卒業、1980(昭和55)年、同大学院美術研究科を修了しました。その後、同大学保存修復技術研究室助手を勤め、仏像の修復を手がけました。

その制作の源に広がる豊かな「東洋的世界観」。平安・鎌倉時代の木彫りの伝統技法に培われた彼の作品は、「霊の脱け殻」「生命体の鎧」「魂よりも魂が宿ったものの殻としての形態」をかたち造っています。古典の物語や身近な動物たちの姿。連続性と運動性をも持ち合わせた作品は、設置空間に不思議な魅力を生み出し、作家の掌(たなごころ)の温かさを感じる彫刻として、国内外から高い評価を得ています。

この展覧会では、「人が認識しうるすべての具体」をテーマに、「かお」「からだ」「しんこう」「ものがたり」「いきものたち」を主題とした作品や「森の仲間たち」など、新作を含めた約200点により、軽妙で個性的な現代感覚にあふれた彼の「博物学的世界」を紹介しました。

絵っせい'93展

会期:平成5年11月17日から11月28日

チラシ:絵っせい'93展

新しい日本人の創造世界を求めて、平松礼二、平岩洋彦、栗原幸彦、櫻井孝美、北久美子、掛川孝夫の6作家が日本画、洋画、それぞれの所属団体や会派を超えて平成3年度に「絵っせい展」を結成しました。メンバーはいずれも各団体展、山種美術館賞展、安井賞展などに出品、受賞するなど次代を担い精力的に活躍しています。

この展覧会は、各作家の意欲的な創作活動における現在の作品を展示し、新しい時代への期待と可能性の展望をひらこうとするものです。当館では、平成4年度から平成7年度まで毎年開催しました。

愛知県陶磁資料館所蔵 日本のやきもの名品展

会期:平成5年12月24日から平成6年年1月30日

チラシ:愛知県陶磁資料館所蔵日本のやきもの名品展

日本のやきものの歴史は、約一万年前の縄文土器から始まります。大陸からの新しい技術によって土器は須恵器、さらには陶器へと発展し、中世にはより広い地域に製品を供給する窯業地が起こって日常生活のためのやきのもが大量に生産されるようになりました。

桃山時代にはヨーロッパや東南アジアの交流により志野・織部といった新しい造形のやきものが生まれる一方、李朝の技術を取り入れ磁器の生産も始まります。そして各地にそれぞれに特色あるやきものが生産され現在に至っています。

この展覧会では、愛知県陶磁資料館所蔵の所蔵作品の中から、縄文時代より現代に至る100点を厳選して展示し、美と機能性を求めて変遷する日本のやきものの流れを紹介しました。

パリの美の現場・ムルロ工房から 巨匠たちの版画展

会期:平成5年12月24日から平成6年1月30日

チラシ:パリの美の現場・ムルロ工房から巨匠たちの版画展

ジュール・ムルロにより設立されたパリのムルロ工房(1914年設立)は、140年の歴史を持つムルロ家、三代にわたって世界的に知られるリトグラフ工房です。2代目フェルナンの時代には,ムルロ工房でリトグラフに取りくもうと,ピカソ、マティス、ミロ、ブラック、シャガールなど多くの画家たちが訪れ、数々の傑作を誕生させました。

画家たちとムルロ工房の親交は、3代目ジャックにも続き,欧米そして日本の画家たちもこの「美の現場」に訪れては多彩な作品を次々生み出しています。

この展覧会は、ムルロ工房の膨大なコレクションの中から厳選して、ピカソ、マティス、梅原、荻須など作家71人による約110点を紹介したものです。

《主な出品作家》
ピカソ、マティス、ミロ、ブラック、ビュッフェ、シャガール、エルンスト、ルオー、レジェ、カシニョール、リクテンスタイン、梅原龍三郎、荻須高徳など

第1回 刈谷市美術館所蔵品展

会期:平成6年3月2日から3月27日

チラシ:第1回刈谷市美術館所蔵品展

刈谷市美術館の所蔵品の中から、現代日本画壇でその旺盛な制作力と充実した作品によって、昭和の世代を代表する実力作家である後藤純男、平松礼二氏の作品10点を展示しました。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

美術館
〒448-0852
刈谷市住吉町4丁目5番地
電話:0566-23-1636 ファクス:0566-26-0511
美術館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

ページ内容改善の参考とするためにご意見をいただいています。

このページの内容は分かりやすかったですか?