昭和61年度の展覧会(1986年4月から1987年3月)

ページID1001264  更新日 2023年2月16日

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市川晃 退官記念展

会期:昭和61年4月16日から5月3日

チラシ:市川晃 退官記念展

市川晃は、1922(大正11)年に愛知県宝飯郡御津町に生まれ、1943(昭和18)年東京高等師範学校(現:筑波大学)を卒業後、1946(昭和21)年より愛知第二師範学校(現:愛知教育大学)に勤務し、1950(昭和25)年愛知学芸大学の助教授、1967(昭和42)年に教授となりました。

40年間同校で教鞭をとり、後進の指導にあたってきましたが、1986(昭和61)年に退官しました。また、教職生活の傍ら春陽会を中心に作品発表するなど、作家としても活躍しました。

この展覧会は、愛知教育大学の退官を記念して、中学時代の風景画から初期の静物画、農村の生活、奥三河の花祭などを主題とした祭シリーズにいたる油彩画、デッサン等約150点を紹介し、同氏の画業を振り返りました。

第4回 衣浦東部美術展

会期:昭和61年6月4日から6月15日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介します。

この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。昭和59年度より「衣浦東部美術展」と名称を改めて、平成20年度の第25回展まで開催しました。

第3回 愛知教育大学美術教室・総合造形コース教官展(愛知教育大学 美術教育講座 教官展)

会期:昭和61年6月24日から7月6日

刈谷市内にある愛知教育大学の美術教室・総合造形コース(美術教育講座)の教官有志による絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を紹介しました。
昭和59年度から平成16年度の第20回展まで毎年開催しました。

杉本健吉 素描着彩展

会期:昭和61年7月9日から7月27日

チラシ:杉本健吉 素描着彩展

1905(明治38)年に名古屋市に生まれた杉本健吉は、当地にて制作活動を続けています。洋画・日本画といったジャンルにとらわれることなく自由で爽涼感溢れる独特な世界を確立したことで知られています。

この展覧会では、杉本芸術の根源とも言うべき素描約30点を紹介しました。

パンフレットより

「私は物の無い戦争中から素描に主力をそゝぎ後年だんだん着彩するようになり、今日に至っております。展覧会を主軸にした作家生活から離れ、画壇を去りました。自由に飛べる翼が生えたようです。そして私は志をたてゝ素描を進めます。タブローとしての素描を念じて精進したいと思います。」1986年 杉本健吉

第2回 愛知県陶磁資料館所蔵品展 「土と炎の造型・常滑と渥美」

会期:昭和61年7月29日から8月17日

チラシ:第2回 愛知県陶磁資料館所蔵品展 「土と炎の造型・常滑と渥美」

愛知県陶磁資料館が所蔵する名品のなかから、テーマを設けて紹介する展覧会の第2弾で、愛知県内の常滑窯と渥美窯を紹介しました。

常滑窯は、豊富な陶土に恵まれたことと、猿投窯の進んだ技術を継承したことによって、中世最大の窯業地として発展し、そして現在に至るまで有数の窯業地を形成しています。
また、渥美半島には、田原町を中心として全域に数100基の古窯跡があり、その歴史は猿投窯から直接に展開した、常滑や瀬戸より古いものです。渥美半島の属する三河の国は、7世紀代に須恵器の生産が始まり、その伝統が半島の中央部で開花し、渥美窯となりました。

この展覧会では、常滑窯から12から16世紀の名品20点と渥美窯から12世紀の名品10点を展示しました。

日本浮世絵博物館所蔵 北斎

会期:昭和61年9月25日から10月19日

チラシ:日本浮世絵博物館所蔵 北斎

葛飾北斎は、風景画のみならず、美人画、役者絵、花鳥画、読本の挿絵など多岐にわたり活躍しました。

この展覧会では、財団法人日本浮世絵博物館の収蔵作品の中から、北斎の版画の名品を選りすぐり、北斎の代表作と言える「富嶽三十六景」をはじめ、このシリーズ以後、次々に発表された「諸国瀧廻り」「諸国名橋奇覧」の全作と、奇抜な着想の「百物語」などを紹介しました。

第2回 日本表現派選抜展(第30回)

会期:昭和61年11月19日から11月30日

日本表現派は、日本人の誰もが心の底に流れている内なるものを素直に表現した作品の創造を求め、形式や技術に捉われず純粋な精神の高揚を求める作家の集まりとして設立されました。

昭和60年度の第29回展から平成3年度の第35回展まで巡回展を開催しました。

第1回 清教学園幼稚園絵画展

会期:昭和61年12月3日から昭和62年1月18日

大阪府河内長野市の私立清教学園幼稚園児の絵画と絵本を展示しました。
同園は絵画制作の指導を通して、子どもの個性を最大限に伸ばすことを目的とし、1955(昭和30)年頃から全国的に有名になり、高松宮妃殿下賞、大阪府知事賞など数多くの賞を受けています。

第3回 日本児童画秀作展

会期:昭和62年2月10日から3月8日

昭和61年度の全国児童画公募作品(約15万点)中、入賞(約1,300点)作から選抜された優秀作品を展示しました。

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電話:0566-23-1636 ファクス:0566-26-0511
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