昭和63年度の展覧会(1988年4月から1989年3月)

ページID1001262  更新日 2023年2月16日

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近藤 鎰郎 彫刻展

会期:昭和63年4月28日から5月15日

チラシ:近藤 鎰郎 彫刻展

近藤 鎰郎は、1924(大正13)年に愛知県岡崎市に生まれ、1948(昭和23)年に東京美術学校(現:東京芸術大学)を卒業しました。1950(昭和25)年には、愛知第二師範学校(現:愛知教育大学)で教職につき、翌年愛知学芸大学の講師、1965(昭和40)年助教授、1971(昭和46)年教授となり、後進の指導にあたってきました。

また、1967(昭和42)年からは、自由美術展に出品しはじめ、作家としても活躍しています。

この展覧会は、1988(昭和63)年3月に愛知教育大学を退官し、38年間の教員生活を終えた氏の業績を記念して開催した展覧会です。塑像、石彫、木彫、素描など約100点を紹介しました。

第6回 衣浦東部美術展

会期:昭和63年6月8日から6月19日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介します。

この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。昭和59年度より現在の「衣浦東部美術展」と名称を改めて、平成20年度の第25回展まで開催しました。

第5回 愛知教育大学美術教室・総合造形コース教官展(愛知教育大学 美術教育講座 教官展)

会期:昭和63年6月22日から7月3日

刈谷市内にある愛知教育大学の美術教室・総合造形コース(美術教育講座)の教官有志による絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を紹介しました。
昭和59年度から平成16年度の第20回展まで毎年開催しました。

第3回 風景の会絵画展 「街道を描く」

会期:昭和63年6月22日から6月7日

チラシ:第3回 風景の会絵画展 「街道を描く」

1986(昭和61)年に東海地方の作家が所属団体や会派を超えて「風景の会」を結成しました。
各回それぞれテーマを設けて開催し、平成7年度は第10回記念展として、「平成の富嶽百景」と題し現代の富士100景を展覧しました。
当館では、昭和62年度の第2回展から平成7年度の第10回展まで開催しました。

荻 太郎 展

会期:昭和63年7月20日から8月7日

チラシ:荻 太郎 展

荻 太郎は、1915(大正4)年に愛知県北設楽郡稲武町に生まれ、1939(昭和14)年に東京美術学校(現:東京芸術大学)油画科を卒業しました。同年に新制作協会展で新作家賞を受賞するなど、新制作協会を中心に制作出品しています。

人物表現を追求する荻は、「生きる悦び、苦しみ、歴史、家族、愛、死」といった人間の運命的なテーマを象徴的に描き続けてきました。人間の根源に迫るその厳しくもあたたかな視線は、見るものに深く語りかけてきます。

この展覧会では、荻 太郎自選による約70点を紹介し、現在までの画業を回顧しました。

第4回 愛知県陶磁資料館所蔵 江戸期の文化・趣味のやきもの

会期:昭和63年8月9日から8月28日

チラシ:第4回 愛知県陶磁資料館所蔵 江戸期の文化・趣味のやきもの

愛知県陶磁資料館の所蔵する、江戸時代に趣味として親しまれたやきもの約30点を展示しました。

山下 清 その生涯と作品展

会期:昭和63年9月20日から10月16日

チラシ:山下 清 その生涯と作品展

日本のゴッホ、裸の大将などの異名を持つ山下 清(1922年から1971年)。彼の生涯を、学園時代、放浪時代、晩年の3期にわけて、貼り絵、油絵、水彩画などの代表作を展示しました。不思議なユーモア、哀愁に溢れた作品と彼の生涯を紹介しました。

第4回 日本表現派展(第32回)

会期:昭和63年11月16日から11月27日

日本表現派は、日本人の誰もが心の底に流れている内なるものを素直に表現した作品の創造を求め、形式や技術に捉われず純粋な精神の高揚を求める作家の集まりとして設立されました。

昭和60年度の第29回展から平成3年度の第35回展まで巡回展を開催しました。

第3回 清教学園幼稚園絵画展

会期:昭和63年12月14日から平成元年1月15日

大阪府河内長野市の私立清教学園幼稚園児の絵画と絵本を展示しました。
同園は絵画制作の指導を通して、子どもの個性を最大限に伸ばすことを目的とし、昭和30年頃から全国的に有名になり、高松宮妃殿下賞、大阪府知事賞など数多くの賞を受けています。

タイの焼物展

会期:平成元年1月24日から平成元年1月29日

チラシ:タイの焼物展

タイの南部は昔から米の生産が盛んで輸出高は世界一であるが、タイ中北部は、森林資源は豊富でも森林生産物があるわけではない。13世紀のスコータイ王は約50の窯をもつ王立の製陶所でやきものを焼かせ国際貿易の主要品にしていた。(中国へ朝貢した際、多数の陶工を連れ帰ったという伝承がある)

大半が交易品として作られていたタイの陶磁器であるが、やきものを作る人々の心が、出来上がったそれぞれの皿や壺に滲み出ており、決して流れ作業で機械的に生み出したものではありません。それは、タイという比較的やさしい気候風土の中で、おおらかに、のんびりと土をこね、轆轤を回し、絵付けをしたのでしょう。そのおおらかさこそ、タイのやきものの特徴です。

この展覧会では、クメール、スコータイ、ランナータイ、アユタヤのやきものを含む、約80点を展示しました。

第5回 日本児童画秀作展

昭和63年度の全国児童画公募作品(約15万点)中、入賞(約1,300点)作から選抜された優秀作品を展示しました。

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