平成12年度の展覧会(2000年4月から2001年3月)

ページID1001250  更新日 2023年2月15日

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市制50周年記念 戦国・江戸時代のかりや展

会期:平成12年4月22日から5月14日

チラシ:市制50周年記念 戦国・江戸時代のかりや展

戦国時代に尾張国の緒川から刈谷へ進出してきた水野氏が刈谷城を核とした城下町を形成しました。江戸時代には刈谷藩が置かれ、初代藩主に水野勝成がなり、以後、水野忠清、松平氏(深溝)、松平氏(久松)、稲垣氏、阿部氏、本多氏、三浦氏、土井氏など諸氏によって支配されました。また江戸時代後期には福島藩の支配を受ける村もできました。このような中で次第に町・村が拡大していきました。

この展覧会では、戦国時代から江戸時代の刈谷の歴史を「戦国時代からの水野家」「刈谷藩と福島藩」「幕末の天誅組」「城絵図・村絵図」の4つのセクションに分けて紹介しました。徳川家康の生母・於大の方の画像のほか、刈谷城絵図など100余点を一堂に展示しました。

第17回 衣浦東部美術展

会期:平成12年6月8日から6月25日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介します。

この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。平成59年度より現在の「衣浦東部美術展」と名称を改めて、平成20年度の第25回展まで開催しました。

刈谷市美術館収蔵品展 市川晃展 初期静物画から祭シリーズまで

会期:平成12年6月8日から6月25日

2000(平成12)年2月に逝去された市川晃氏を偲び、「市川晃展 初期静物画から祭シリーズまで」と題して開催いたしました。市川氏(1922年から2000年)は、宝飯郡御津町に生まれ、昭和18年東京高等師範学校を卒業後、愛知教育大学などで教鞭をとり、後進の指導にあたりました。また、その傍ら、春陽会を中心に旺盛な作家生活を送りました。

この展覧会では、美術館の収蔵作品の中から、初期の静物画から農村の生活、奥三河の花祭などを主題とした祭シリーズに至る油彩画10点に花祭図絵画帖3点を加えた13点を展示し、市川氏の画業を振り返りました。

第16回 愛知教育大学美術教室・総合造形コース教官展(愛知教育大学 美術教育講座 教官展)

会期:平成12年7月26日から8月13日

刈谷市内にある愛知教育大学の美術教室・総合造形コース(美術教育講座)の教官有志による絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を紹介しました。
昭和59年度から平成16年度の第20回展まで毎年開催しました。

市制50周年記念 アートでたんけん!絵画の世界へ

会期:平成12年9月23日から10月29日

チラシ:市制50周年記念 アートでたんけん!絵画の世界へ

刈谷市美術館のコレクションは、定期的な所蔵品展・収蔵品展や企画展のなかで少しずつ公開してきましたが、今まで限られたスペースや期間のため、ある程度まとまったかたちで展示することができませんた。そこで今回の展覧会では、コレクションを中心にして構成するもので、未公開作品も含みながら約60点の絵画作品を紹介しました。

美術館1階の展示室では、線や形、色、絵の肌あいといった絵画作品を創り出している大切な造形要素などをそれぞれテーマとし、多彩な作品を紹介しました。造形要素に注意して1点の作品をじっくりと眺め、他の作品と比べながら作品の中に秘めた豊かな世界を紐解いていきます。

また、2階の展示室では、私たちの周りにありながら普段何気なく眺めている森(植物)や大地、街を切り口にして作品を紹介しました。

「森へいこう」「大地をたんけん」「街のなかで」といったゆるやかなテーマを設定し、作家たちが表現のために向けたまなざしの行方を見つめました。また素描など制作への軌跡もあわせて展示しました。美術作品に出会うことへの楽しみや驚きを発見したり、また作家の視線を通して見慣れた身近なものとの関係を改めて考える機会となる展覧会となりました。

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市制50周年記念 飛鳥童の世界 地球の詩展

会期:平成12年11月30日から12月17日

自然や野生動物をテーマに創作活動を行ってきたカナダ・ミササガ市在住の飛鳥童。

この展覧会では、飛鳥童がこれまでに独特な自然観で描いたIMAGINATURE(空想される自然)の世界を、大地、空、水、そして地球というテーマに分けて約120点を紹介しました。

市制50周年記念 英国・アバディーン美術館所蔵 イギリス・フランス近代名画展

会期:平成13年1月4日から2月11日

チラシ:市制50周年記念 英国・アバディーン美術館所蔵 イギリス・フランス近代名画展

イギリスの北東部、北海に臨む港町アバディーン市は、グラスゴー、エディンバラに次ぐスコットランド第3の都市です。美しい砂浜と近郊から産出される花崗岩を使った白亜の建物が多いことでも知られ、多くの観光客がこの地を訪れています。

また、アバディーン大学は、オックスフォード、ケンブリッジ大学に次ぐ古い歴史を持ち、大詩人バイロンをはじめ数多くの人材を輩出したアカデミックな都市でもあります。我が国で幕末から明治にかけて活躍し、「長崎のグラバー邸」で知られるトーマス・ブレイク・グラバーもアバディーンの出身です。

アバディーン美術館は、文化的に高い趣向をもった市民が自分たちのコレクションを公開しようと1873年に市庁舎で展覧会を開催したことに端を発し、市民からの寄贈作品をもとに、1885年開館しました。その後、欧米の質の高い絵画などのコレクションを増やし、現在、西洋美術史を語るうえで重要な作品を数多く収蔵しています。

この展覧会では、アバディーン美術館が誇るコレクションの中から油彩を中心に80点を厳選して紹介するもので、海外でまとまった形で公開するのはこれが初となります。18世紀の風景画に始まりラファエル前派、ヴィクトリア朝絵画、20世紀の抽象画、日本で紹介される機会の少なかったレイヴァリー、ガスリーといったスコットランド絵画などのイギリス絵画のほか、フランスのリアリズム絵画、印象派をも含んだ豊かな内容の展覧会となりました。

第7回 刈谷市美術館所蔵品展 新所蔵作品を中心に

会期:平成13年2月14日から3月18日

平成12年度に購入した作品、寄贈を受けた作品の中から、数点を紹介しました。

《展示作品》
久野真「P.L3×6‐O」、大野俶嵩「THE TWO FORMS(B)」、不動茂弥「NARCISSISM」、山田睦三郎「一本の木」など

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