平成20年度の展覧会(2008年4月から2009年3月)

ページID1001242  更新日 2023年2月14日

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内藤ルネ展“ロマンティック”よ、永遠に

会期:平成20年4月26日から6月1日

チラシ:内藤ルネ展“ロマンティック”よ、永遠に

ビビッドな色彩で大胆にデフォルメをした少女像を描き、戦前からの抒情画と決別したまったく新しいスタイルを生み出したアーティスト、内藤ルネ(1932年から2007年、岡崎市生まれ)。

ルネは戦後、憧れの中原淳一に招かれ上京し、ひまわり社に入社。編集の仕事を手伝いながら、1953(昭和28)年『それいゆジュニア号』でイラストレーターとしてデビューしました。1954(昭和29)年の『ジュニアそれいゆ』創刊と同時に主要メンバーとなり、この頃から1964(昭和39)年頃まで、少女雑誌各誌の口絵や付録などを多数手がけ、多忙な日々を過ごします。また一方、1960年(昭和35)頃から20年以上、陶器やファンシーグッズのデザインを手がけ、ルネパンダなど数多く商品化され大人気を博します。また同時に、『服装』に手芸やインテリアの提案をはじめ、この仕事が『私の部屋』へと引き継がれ、20年間ルネの美学を展開しました。

この展覧会では、希少な原画や初版の印刷物やグッズなどにより、イラストレーターであり、画家であり、インテリアデザイナーでもあった多彩なルネのファンタジー・ランドを一堂に紹介しました。

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常設展示 第1期『New Collections 平成19年度収集作品を初公開!』

会期:平成20年6月7日から7月13日

平成19年度に新しく刈谷市美術館のコレクションに仲間入りした新収蔵作品をご紹介しました。郷土ゆかりの洋画家の作品、長新太や田島征三の絵本原画なども展示しました。

加藤万也展―湯桶と重箱―

会期:平成20年7月19日から8月31日

チラシ:加藤万也展 湯桶と重箱

加藤万也(1962年生まれ、豊田市生まれ)は、安城市に在住する新進美術家です。

彼は、日常生活で目にするモノや既製品に手を加えることで常識の中にあるズレを指摘し、あるいは私たちの経験や知識の裏をかくユニークな立体作品などを創っています。

この展覧会では、ここ数年間の彼の代表的な作品に新作を合わせた約40点をご紹介しました。成立しているけど、どこかヘンなモノたち。それらと出会ったとき、どこかおかしいよね?どうなっているの?と心を揺さぶられたことでしょう。

生誕100年記念 ブルーノ・ムナーリ展 あの手 この手

会期:平成20年9月13日から10月26日

チラシ:生誕100年記念 ブルーノ・ムナーリ展 あの手 この手

ブルーノ・ムナーリ(1907年から1998年)は、絵画・デザイン・美術教育など多岐にわたる分野で活躍し、夢とユーモアにあふれた独創的な作品を世に送り出したイタリアのアーティストです。

ムナーリの生誕100年を記念して企画されたこの展覧会では、ムナーリが生涯にわたってかかわり続けた「本」の仕事を手がかりにして、ムナーリの思考の軌跡をたどりました。初版の書籍を中心に、日本ではほとんど紹介されてこなかった未来派時代の油絵やスケッチ、絵本原画、実験映像なども含めた300点以上の作品で構成し、ムナーリの仕事をわかりやすくご紹介しました。

柔軟な発想と、自由なものの見方を大切にしたムナーリ。近年、イタリアと日本を中心に復刻が相次ぎ、あらためて注目を集めています。大人も子どもも夢中にさせるムナーリの魅力をお楽しみいただきました。

常設展示 第2期『特集展示 没後10年 下村良之介展』

会期:平成21年11月1日から平成21年1月18日

従来の日本画のイメージを超える独自の表現を展開した下村良之介(1923年から1998年、大阪生まれ)の没後10年にあたり、特集展示を行いました。戦後、若手日本画家らと結成したパンリアル展に出品し始めた初期の作品、線を主体にした抽象的な作品、紙粘土を用いたレリーフ状の作品など、美術館コレクションから約10点を展示し彼の画業を振り返りました。

衣浦東部美術展

会期:平成21年1月4日から1月18日

衣浦東部地域(碧南市・安城市・知立市・高浜市・刈谷市)で活躍する100人の作家たちによる日本画、洋画、書、写真、彫刻、工芸作品、100点を紹介します。

この展覧会は、当美術館が開館した昭和58年6月に、開館記念展として開催しました「郷土作家百人展」を受け継ぐものです。平成59年度より現在の「衣浦東部美術展」と名称を改めて開催し、第25回を迎える今回で最終回となりました。

常設展示 第3期『Select展 あなたが選ぶ、お気に入りのこの1点』

会期:平成21年1月24日から4月12日

刈谷市美術館が収蔵する全ての作品の中から、皆さまがご覧になりたい作品を募集し、約150通の応募の結果をもとに出品作品を選んだ展覧会を開催しました。また、それぞれの作品に寄せられた思い出話やコメントもご紹介しました。

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