蚊媒介感染症に注意!

ページID1014828  更新日 2023年9月4日

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蚊媒介感染症とは

蚊のイラスト

主な蚊媒介感染症であるデング熱チクングニア熱及びジカウイルス感染症は、ともに、発熱と全身の発疹を特徴とし、蚊によって媒介される感染症です。日本では主に海外からの輸入感染症としてみられていましたが、デング熱に関しては 2014 年に国内感染例が報告されました。これらの蚊媒介感染症に関しては、国内においては有効なワクチンが存在せず、予防には蚊に刺されないようにする防蚊対策が重要です。

感染経路

ヒトスジシマカ
ヒトスジシマカ
(政府広報オンラインより)

ジカ熱やデング熱は蚊を介して感染します。原因となるウイルスは、感染した人の血を吸った蚊(日本ではヒトスジシマカ)の体内で増え、その蚊がまた他の人の血を吸うときにウイルスを移し、感染を広げていきます。

症状

感染しても全ての人に症状が出るわけではありませんが、発熱や関節の痛み、発疹が出るといった症状が1週間ほど出ます。また、ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれたり、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり重症化することがあります。

症状
(政府広報オンラインより)

感染したかもと思ったら...

デング熱の初期に現れる発熱や筋肉痛、関節痛などの症状は、インフルエンザにかかった場合にもよく見られるため、これらの症状だけから素人判断を下すことは危険です。これらの症状が現れた場合はインフルエンザのほかにデング熱である可能性も考えて、早めに医療機関を受診して、適切な診断・治療を受けましょう。

国内で感染した疑いがある場合

発熱や頭痛、筋肉痛、関節痛などの症状が現れたときには、早めに医療機関で受診しましょう。

熱を下げるために解熱剤を使うことがありますが、その成分によっては、デング熱の重症化を促すことがあります。自己判断で解熱剤を服用したりせずに、医療機関を受診してください。

海外で感染した疑いがある場合

  • デング熱などの感染症が発生している国に渡航した方は、渡航中に発熱や筋肉痛・関節痛などの症状が現れたときは、すぐに医療機関を受診してください。
  • 帰国時に発熱など心配な症状のある方や渡航先において医療機関を受診するなど体調に不安のある場合は、空港や港の検疫所にご相談ください。
  • 帰国後に発症した場合は、速やかにお近くの医療機関を受診してください。
  • 医療機関を受診するときは、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

対策

対策1 蚊に刺されない

ヒトスジシマカが活発に活動する日中に、屋外で活動する場合には、できるだけ次のような対策をして蚊に刺されないようにしましょう。

  • 肌を露出しない長袖、長ズボンを着用する
  • 素足でのサンダル履きを避ける
  • 白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)
  • 露出する部分には虫除けスプレーなどを使い、蚊を寄せ付けないようにする
  • 蚊取り線香などを使って蚊を近づけない など

対策2 蚊の発生を抑える

ヒトスジシマカの成虫は雑木林や竹林などに生息し、日中(日の出から日の入り時間まで)に活発に活動します。沼や池のような広い場所よりも、狭い水たまりのような場所を好みます。そのため、屋外に置かれた植木鉢の受け皿や空き缶、ペットボトルなどに溜まった水に産卵します。野積みされた古タイヤに溜まった水などにも好んで産卵し、孵化(ふか)した幼虫はそこで成長します。
こうした生態から、家の周囲を点検して不要な水たまりをなくすことが、ヒトスジシマカの発生を抑え、デング熱の発生を防ぐことにつながります。

家の周囲の不要な水たまりをチェック
(政府広報オンラインより)

関連情報

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〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
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