手足口病に気をつけよう

ページID1003304  更新日 2021年3月1日

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7月4日に愛知県に発令されていた手足口病警報が8月22日付けで解除されました。

手足口病について

手足口病は、乳幼児を中心に夏季に流行する急性ウイルス性感染症で、学童でもかかることがあります。
一般的な経過では、3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手のひら、足のうら、足の甲などに2~3mmの小さな水疱が現れ、口腔粘膜では小潰瘍を形成することもあります。時に、水疱は肘、膝、臀部などにもmできることがあります。発熱は約3分の1に見られますが軽度で、38℃以下のことがほとんどです。通常は3~7日の経過で消退します。
ごくまれに髄膜炎や脳炎などを生じることがあるので、高熱や嘔吐、頭痛などがある場合は注意を要します。
感染経路としては、飛沫感染、接触感染や患者の便を介しての感染と考えられています。

予防について

手足口病にはワクチンがなく、特異的治療法もありませんので、感染しないよう予防に心がけることが大切です。
感染予防対策としては、次のことが推奨されます。

  1. 手洗いを励行すること。特に、おむつ交換やトイレの後はしっかりと手を洗う。
  2. 感染者との密接な接触やタオルの共用を避けること。
  3. 咳やくしゃみが出る場合は、咳エチケットをすること。

注意

  1. 咳やくしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口や鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  2. 鼻汁、痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
  3. 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

症状がみられる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
治療は安静と対症療法となります。

手足口病の定点あたりの発生状況

愛知県では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科を標榜する医療機関のうち182か所を定点として各種感染症の発生動向調査を実施しています。
この調査結果によりますと、2019年第26週(6/24~6/30)における愛知県全体の一定点医療機関当たりの手足口病の報告数は5.21でした。これは、国立感染症研究所が定める警報の指標である「5」を上回っていることから、手足口病警報を発令します。
なお、この警報は一定点医療機関数当たりの報告数が「2」以下に減少するまで継続します。

注意

一定点医療機関数当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182

一定点医療機関数当たりの報告数
  保健所等 定点医療機関数 第24週(6月10日~6月16日) 第25週(6月17日~6月23日) 第26週(6月24日~6月30日)
愛知県(保健所設置市を含む) 182 1.60 3.14 5.21
全国 約3,000 4.03 5.18

過去の手足口病警報発令状況

  • 2011年7月7日(木曜)
  • 2013年7月18日(木曜)
  • 2015年8月6日(木曜)
  • 2017年7月13日(木曜)
  • 2019年7月4日(木曜)

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〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
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