ヘルパンギーナについて
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、発熱と口の中に水疱ができる急性の咽頭炎で、乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏風邪の代表疾患です。症状初夏から秋にかけて流行する傾向があり、今後も患者数が増加する可能性があります。症状としては2から4日の潜伏期間を経て、突然の発熱とのどの痛みが出現し、のどの赤みと口の中に小さい水疱が現れます。口の中の水疱が破れた痛みで不機嫌になったり、食事や水分がとりにくくなることがあり、それによる脱水症になることもありますが、多くは数日で治ります。まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎などを合併することがあります。
なお、有効な特効薬や特別な治療法はなく、発熱や頭痛などの症状をやわらげる対症療法が中心になります。水分補給を心がけ、脱水状態にならないように気を付けましょう。
通常、初夏から秋にかけて流行がみられるため、今後さらに感染者数が増加する可能性があり、注意が必要です。
予防のポイント
ヘルパンギーナの主な感染経路は、患者の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染や、ウイルスがついた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる接触感染、便の中に排出されたウイルスが口に入る経口感染です。また、症状が治まっても2から4週間の長期にわたり便からウイルスが検出されることがあります。
そのため、予防法としては患者との密接な接触を避け、うがいや手洗いをしっかり行うことが重要です。排便後は手洗いを徹底するとともに、患者が乳幼児の場合にはおむつ交換のあとの手洗いも重要です。また、タオルの共有も避けましょう。
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