帯状疱疹予防接種(定期接種)

ページID1020344  更新日 2025年4月1日

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令和7年4月1日より、帯状疱疹予防接種の定期接種が開始されました。

帯状疱疹とは

過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
 

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン(GSK社:シングリックス)の2種類があり、接種回数や接種方法、接種条件、副反応、効果とその持続期間の特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

  ビケン シングリックス
接種回数(接種方法) 1回接種(皮下に接種) 2か月以上の間隔を置いて2回接種(筋肉内に接種)
接種できない人 病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
接種に注意が必要な人 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた人は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた人は治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する人、抗凝固療法を実施されている人は注意が必要です。
副反応 注射部位の発赤・かゆみ・熱感・腫れ・痛み・硬結、全身症状として倦怠感、発疹など。非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など重篤な副反応が現れることがあります。 注射部位の痛み・発赤・腫れ・かゆみ、筋肉痛、疲労、胃腸症状、悪寒、発熱、倦怠感、全身の痛みなど。非常にまれにショック、アナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。

 

帯状疱疹ワクチンの効果と持続期間

  ビケン シングリックス
接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果

9割程度の予防効果

接種後10年時点 7割程度の予防効果
  • 合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年で、ビケンは6割程度、シングリックスは9割以上と報告されています。

対象者

接種日において、刈谷市に住民登録があり、次のいずれかを満たす人

  1. 65歳の人(経過措置として令和7年度から令和11年度の間は、当該年度に65歳になる人)
  2. 満60歳から満65歳未満の人でヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人
  3. 当該年度に70・75・80・85・90・95・100歳になる人(経過措置として令和7年度から令和11年度の間のみ)
  4. 満100歳以上の人(令和7年度のみ)
  • 帯状疱疹にかかったことのある人も定期接種の対象です。
  • 今までに帯状疱疹予防接種を接種完了した人は原則定期接種の対象となりません。
  • シングリックスを任意接種としてすでに1回接種した人は、残りの接種は定期接種の対象となります。詳細は保健センター(健康推進課)へお問合せください。

定期接種対象とならない場合、任意接種の費用助成対象となる場合があります。

上記の対象者に該当しない満50歳以上の人を対象とした、帯状疱疹予防接種費用の一部助成制度があります。費用助成で接種をした場合は、予防接種法に基づかない任意接種となります。詳細は、下記ページをご覧ください。

接種期間

令和7年4月1日から令和8年3月31日

接種費用(自己負担額)

  • ビケン:2,500円
  • シングリックス:6,500円

市民税非課税世帯または生活保護受有世帯及び中国残留邦人等に対する支援給付受給世帯の人は、事前の申請により自己負担額が免除されます。詳細は、以下のリンク先よりご確認ください。

他のワクチンとの接種間隔について

いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。
ただし、生ワクチン(ビケン)については、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

接種の受け方

指定医療機関へ予約し、次のものをお持ちください。

  1. 刈谷市帯状疱疹予防接種予診票兼接種兼(黄緑色)
  2. 接種費用(無料券をお持ちの人は不要です。)
  3. 刈谷市帯状疱疹予防接種無料券(お持ちの人のみ)
  4. 加入中の健康保険情報が分かるもの(マイナ保険証、資格確認書など)
    ※予防接種には必要ありませんが、診療の際必要になる場合もあります。

接種できる指定医療機関について

刈谷・知立・高浜市の指定医療機関一覧

以下よりご確認ください。
※以下の医療機関で受ける場合、特別な申請等の必要はありません。

指定医療機関以外で接種を希望する場合

事前に申請が必要です。
詳細は以下のリンク先よりご確認ください。

副反応が起こった場合(健康被害救済制度)

予防接種の後、まれに副反応が起こることがあります。また、予防接種と同時に、他の病気がたまたま重なって現れることもあります。
予防接種を受けた後、接種した部位が痛みや熱をひどくもって腫れたり、全身のじんましん、高熱など体調変化が現れた場合は、速やかに医師(医療機関)の診察を受けてください。
予防接種法に基づく救済制度が適用される場合は、健康被害の程度に応じて、給付を受けることができます。
詳細は、以下のリンク先よりご確認ください。

長期にわたる疾病等のため定期予防接種を受けられなかった人へ

免疫機能に支障を生じさせる重篤な病気にかかっていたり、臓器移植後の免疫抑制治療等の特別の事情によって定期接種が受けられなかった場合、接種可能となった時から原則1年間、帯状疱疹の定期接種が受けられる場合があります。詳細は保健センター(健康推進課)にお問い合わせください。

予防接種情報

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このページに関するお問い合わせ

保健センター(健康推進課)
〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
電話:0566-23-9559 ファクス:0566-26-0505
保健センター(健康推進課)へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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