一里山地区

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一里山地区

資源ごみを太鼓に変えたぞ

「一里山地区自治会」は市内でも小さな方の自治会なのだ。特徴は小さいからこその「団結力」。一昨年9月から毎月第1土曜日を「資源ごみ回収」の日と決め実施し、1年を終えた。成果は、写真の区民待望の「マイ・太鼓」。

昨年8月11日・12日の2日間、市民館駐車場に櫓（やぐら）を組み、区民総出の盆踊り大会を開いた。不安定な天候を吹き飛ばす様に曇り空の中、成果の「マイ・太鼓」の音を鳴り響かせて、お披露目をした。
浴衣姿の人々が櫓を取り囲み、子ども会の子らが太鼓のバチを奪い合い、握った腕を空中に踊らせ打つ。どーんどーん。その響きに、お年寄りも、民踊会も婦人会も、子どもを抱いた母親は夫に子どもを押しつけ、老いとか若さとかは問わず、待ちかねていた自分達の太鼓に合わせて踊り、溢れた人は輪を囲む。
環境汚染が話題になり、何をやれば良いのか具体的な方法が解らずに迷っていた区民。そんな中で一つの方向付けを見つけた「資源ごみ回収」。その成果は区民全員の歓び。
地球を汚すまいとの一里山地区民の小さな努力が夜空に響き渡った。

（平成19年2月15日号市民だより掲載）