がん検診とはどんな検査を行うの?
がん検診は、がんを発見するための検査です。
刈谷市で、受診券を使って受けられる検診は6種類あります。
胃がん検診
胃がん検診には2種類の検査があります。どちらの検査も、前日~当日にかけて食事や飲み物の制限がありますので、注意事項をよく確認してください。
胃部X線検査(バリウム検査)
バリウム(造影剤)と胃を膨らませる薬(発泡剤)を飲んで胃の中の粘膜を観察する検査です。検査台の上に乗り、身体の向きを変えていろいろな方向からレントゲン撮影します。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
身体の左側を下にして横になり、口または鼻から胃カメラを挿入し、胃の中を観察する検査です。刈谷市の検診では、眠って行う検査はできません。疑わしい部分が見つかると、生検(組織を採り、悪性かどうか調べる検査)を行うこともあります。その場合、保険診療としてお支払いが発生します。
大腸がん検診
便潜血検査2日法
便に混じった血液を検出する検査です。受診する医療機関や健診センターから採便容器を受け取り、家で2日分の便を採ります。がんやポリープなどの大腸の病気があると大腸内に出血することがあり、その血液を検出することが目的です。
子宮がん検診
子宮頸部細胞診
子宮の入り口を、先端にブラシのついた専用の器具でこすって細胞を採り、がん細胞など異常な細胞がないかを顕微鏡で調べる検査です。
子宮体部細胞診
子宮口から細い器具を挿入し、細胞を採ります。医師が必要と認めた人で、受診する人の同意が得られた場合に受診できます。
乳がん検診
乳がん検診には2種類の検査があります。40歳以上の人にはマンモグラフィ検査が推奨されています。超音波検査は20歳以上の人が受けることができます。
マンモグラフィ検査
乳房を片方ずつプラスチックの板で挟んでレントゲン撮影します。乳房が圧迫されるため、痛みを感じることもありますが、圧迫時間は数十秒ほどです。
超音波検査
診察台に仰向けになり、乳房にジェルを塗り、検査機器を直接乳房に当てて、上下左右に動かしながら、乳房の断層面の画像をモニターに映し出し、乳房内の病変の有無やしこりの性状や大きさを調べます。痛みはありません。
高濃度乳房と言われたら?
高濃度乳房とは、乳房の中の乳腺が多く、マンモグラフィで乳房が白く写るタイプの乳房です。乳房の構成(乳腺と脂肪の割合)を表す言葉であり、病気ではありません。一般的に加齢とともに乳腺が減少するため、乳房の構成も変化します。
マンモグラフィでは乳がんなどの病気は白く写ることが多く、高濃度乳房では、がんが見つけにくい傾向があります。ただし、マンモグラフィ検査で乳房の構成が「極めて高濃度」「不均一高濃度」の指摘を受けたことがある方も、定期的にマンモグラフィによる検査を繰り返し受けることで、変化を見つけやすくなります。
高濃度乳房であるかどうかにかかわらず、定期的に自分の乳房を触ったり、鏡にうつして見たりして、変化の有無を確認することと、定期的に検診を受けることが大切です。
肺がん検診
胸部X線検査
肺のレントゲン検査です。大きく息を吸い込んでしばらく息を止めて撮影します。
喀痰細胞診検査
レントゲン検査を受けた人で肺がんのリスクが高い人が検査します。3日間、起床時に痰をとり、専用の容器に入れて提出します。痰の中のがん細胞の有無を顕微鏡で調べます。
前立腺がん検診
血液検査
血液検査で血中のPSA(前立腺特異抗原)の値を調べます。前立腺がんや前立腺肥大、炎症があるとPSAの値が高くなります。
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