がん
刈谷市のがんの現状は?
死因第1位の「がん(悪性新生物)」!男性は約3割、女性は約2割の人が「がん」で亡くなっています
本市の令和2年の主要死因の構成比をみると、生活習慣に起因する疾患の割合(悪性新生物(あくせいしんせいぶつ)、心疾患(しんしっかん)、脳血管疾患(のうけっかんしっかん)を合わせた割合)が約半数を占めています。なかでも悪性新生物の割合は男性では30.1%、女性では22.8%と非常に高く、死因の第1位となっています。
死因順位 | 死因 |
死亡数 |
死亡割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 悪性新生物 | 174人 | 30.1% |
第2位 | 心疾患(高血圧症を除く) | 57人 | 9.8% |
第3位 | 脳血管疾患 | 46人 | 7.9% |
第4位 | 老衰 | 42人 | 7.3% |
第5位 | 不慮の事故 | 24人 | 4.1% |
第6位 | 肺炎 | 18人 | 3.1% |
第7位 | 自殺 | 14人 | 2.4% |
第8位 | 腎不全 | 12人 | 2.1% |
第9位 | 肝疾患 | 8人 | 1.4% |
第10位 | 大動脈瘤及び解離 | 5人 | 0.9% |
その他 | 179人 | 30.9% |
計:579人(100.0%)
死因順位 | 死因 |
死亡数 |
死亡割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 悪性新生物 | 129人 | 22.8% |
第2位 | 老衰 | 82人 | 14.5% |
第3位 | 心疾患(高血圧症を除く) | 76人 | 13.4% |
第4位 | 脳血管疾患 | 43人 | 7.6% |
第5位 | 肺炎 | 22人 | 3.9% |
第6位 | 不慮の事故 | 13人 | 2.3% |
第7位 | 腎不全 | 11人 | 1.9% |
第7位 | 肝疾患 | 11人 | 1.9% |
第9位 | 大動脈瘤及び解離 | 9人 | 1.6% |
第10位 | 自殺 | 5人 | 0.9% |
その他 | 166人 | 29.3% |
計:567人(100.0%)
がんの部位(がん死因)のうち”肺がん・胃がん・大腸がん”が多い!
部位 |
昭和60年 |
平成7年 |
平成17年 |
平成27年 |
令和元年 |
令和2年(男) |
令和2年(女) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
食道 | 3人 | 4人 | 9人 | 9人 | 13人 | 2人 |
1人 |
胃 | 36人 | 40人 | 34人 | 44人 | 37人 | 25人 |
8人 |
大腸(結腸・直腸・直腸S状結腸移行部及び肛門) | 5人 | 17人 | 25人 | 34人 | 41人 | 20人 | 18人 |
肝臓 | 10人 | 18人 | 17人 | 24人 | 22人 | 15人 | 10人 |
胆のう及び肝外胆管 | - | 4人 | 11人 | 19人 | 22人 | 8人 | 7人 |
膵臓 | 8人 | 5人 | 13人 | 31人 | 25人 | 12人 | 17人 |
気管・気管支及び肺 | 15人 | 30人 | 48人 | 66人 | 55人 | 46人 | 12人 |
乳房 | 3人 | 3人 | 3人 | 14人 | 10人 | 0人 | 18人 |
子宮 | 2人 | 3人 | 3人 | 1人 | 7人 | 0人 | 8人 |
前立腺 | - | - | 2人 | 9人 | 10人 | 11人 | 0人 |
白血病 | 2人 | 6人 | 8人 | 7人 | 8人 | 5人 | 1人 |
その他 | 39人 | 37人 | 43人 | 66人 | 63人 | 30人 | 29人 |
計 | 123人 | 167人 | 216人 | 324人 | 313人 | 174人 | 129人 |
刈谷市のがん検診、どれくらいの人が受けているの?
がんは早期に発見し、早期に治療を行えば治癒する場合が多いとされています。各種がん検診の受診率は部位によって異なるものの、受診率の目標40~50%には満たない状況です。
早期のがんは自覚症状がなく、自分ではほとんど気づきません。ですから定期的にがん検診を受けることが大切です。自分だけでなく、家族や大切な人のためにも毎年がん検診を受診しましょう。
部位 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 |
---|---|---|---|
胃がん | 8人 | 4人 | 6人 |
大腸がん | 32人 | 27人 | 23人 |
肺がん | 5人 | 1人 | 4人 |
乳がん | 20人 | 16人 | 13人 |
子宮がん | 0人 | 0人 | 2人 |
前立腺がん | 24人 | 34人 | 21人 |
「けんこうかりや」より
がんになるのはどんな人?
「がんは遺伝する」とよく聞きますが、実際に遺伝によるがんは5%と非常に少なく、がんのほとんどは、たばこや飲酒、食事、運動などの生活習慣が原因と言われています。
がんを予防するためには、生活習慣の改善が重要です。
部位 | 好発年齢 | 主な原因 |
---|---|---|
胃がん | 40歳代後半から増加し始め、男女比では男性のほうが女性より多くなります。 | 喫煙、塩辛い食品、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染 |
大腸がん | 50歳代から増加し始め、高齢になるほど多くなります。 | 肥満、飲酒、赤肉(牛、豚など)や加工肉(ハム、ベーコンなど)に偏った食事 |
肺がん | 40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど多くなります。男性は、女性の3倍~4倍です。 | 喫煙または副流煙による受動喫煙 |
乳がん | 30歳代から増加し始め、50歳前後にピークを迎え、その後は次第に減少します。 | 飲酒、肥満(閉経後)、授乳歴がない、経口避妊薬の使用など |
子宮がん | 子宮頸がんは、20歳代後半から増加し始めます。近年では、若年層で増加傾向にあります。 子宮体がんは、40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少します。 |
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染、低年齢での性体験、性的パートナーが多い、多産、HPV以外の性感染症の感染、喫煙 |
がんを予防するには?
日常生活を振り返り、生活習慣を見直しましょう!
「見直しのコツ」は、下のファイルをご覧ください。
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メタボ脱出!お助け情報!運動編 (PDF 624.1KB)
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メタボ脱出!お助け情報!食事編 (PDF 361.7KB)
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メタボ脱出!お助け情報!禁煙編 (PDF 324.3KB)
- アクティブガイド 健康づくりのための身体活動指針/厚生労働省(外部リンク)
突然のがんに備えておきましょう!
愛知県では、突然のがんに備えるチェックリストを作成しています。
詳細は以下のページよりご確認ください。
定期的にがん検診を受けましょう!
生活習慣の改善を心がけたとしても、がんになるリスクをゼロにすることはできません。そこで重要となるのががん検診です。医学の進歩により、約半数のがんが治る時代となりました。特に早期発見できれば、治癒率はとても良くなります。がん全体についてみると、早期がんの段階で治療が受けられれば、およそ9割が完治するといわれています。
早期のがんは自覚症状がなく、自分ではほとんど気づきません。ですから、定期的にがん検診を受けることが大切なのです。
自分だけでなく、家族や大切な人のためにも1年に1回がん検診を受診しましょう!
がんその他の情報サービスは以下のリンクをご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ
保健センター(健康推進課)
〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
電話:0566-23-8877 ファクス:0566-26-0505
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