がん

ページID1003308  更新日 2023年3月6日

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刈谷市のがんの現状は?

死因第1位の「がん(悪性新生物)」!男性は約3割、女性は約2割の人が「がん」で亡くなっています

イラスト:体調不良の人

本市の令和2年の主要死因の構成比をみると、生活習慣に起因する疾患の割合(悪性新生物(あくせいしんせいぶつ)、心疾患(しんしっかん)、脳血管疾患(のうけっかんしっかん)を合わせた割合)が約半数を占めています。なかでも悪性新生物の割合は男性では30.1%、女性では22.8%と非常に高く、死因の第1位となっています。

性別死亡数と死亡割合(令和2年) 男
死因順位 死因

死亡数

死亡割合

第1位 悪性新生物 174人 30.1%
第2位 心疾患(高血圧症を除く) 57人 9.8%
第3位 脳血管疾患 46人 7.9%
第4位 老衰 42人 7.3%
第5位 不慮の事故 24人 4.1%
第6位 肺炎 18人 3.1%
第7位 自殺 14人 2.4%
第8位 腎不全 12人 2.1%
第9位 肝疾患 8人 1.4%
第10位 大動脈瘤及び解離 5人 0.9%
  その他 179人 30.9%

計:579人(100.0%)

性別死亡数と死亡割合(令和2年) 女
死因順位 死因

死亡数

死亡割合

第1位 悪性新生物 129人 22.8%
第2位 老衰 82人 14.5%
第3位 心疾患(高血圧症を除く) 76人 13.4%
第4位 脳血管疾患 43人 7.6%
第5位 肺炎 22人 3.9%
第6位 不慮の事故 13人 2.3%
第7位 腎不全 11人 1.9%
第7位 肝疾患 11人 1.9%
第9位 大動脈瘤及び解離 9人 1.6%
第10位 自殺 5人 0.9%
  その他 166人 29.3%

計:567人(100.0%)

がんの部位(がん死因)のうち”肺がん・胃がん・大腸がん”が多い!

部位別 悪性新生物死亡数

部位

昭和60年

平成7年

平成17年

平成27年

令和元年

令和2年(男)

令和2年(女)
食道 3人 4人 9人 9人 13人 2人

1人

36人 40人 34人 44人 37人 25人

8人

大腸(結腸・直腸・直腸S状結腸移行部及び肛門) 5人 17人 25人 34人 41人 20人 18人
肝臓 10人 18人 17人 24人 22人 15人 10人
胆のう及び肝外胆管 - 4人 11人 19人 22人 8人 7人
膵臓 8人 5人 13人 31人 25人 12人 17人
気管・気管支及び肺 15人 30人 48人 66人 55人 46人 12人
乳房 3人 3人 3人 14人 10人 0人 18人
子宮 2人 3人 3人 1人 7人 0人 8人
前立腺 - - 2人 9人 10人 11人 0人
白血病 2人 6人 8人 7人 8人 5人 1人
その他 39人 37人 43人 66人 63人 30人 29人
123人 167人 216人 324人 313人 174人 129人

刈谷市のがん検診、どれくらいの人が受けているの?

がんは早期に発見し、早期に治療を行えば治癒する場合が多いとされています。各種がん検診の受診率は部位によって異なるものの、受診率の目標40~50%には満たない状況です。

イラスト:かつなりくん

早期のがんは自覚症状がなく、自分ではほとんど気づきません。ですから定期的にがん検診を受けることが大切です。自分だけでなく、家族や大切な人のためにも毎年がん検診を受診しましょう。

刈谷市がん検診 がん発見者数
部位 平成30年度 令和元年度 令和2年度
胃がん 8人 4人 6人
大腸がん 32人 27人 23人
肺がん 5人 1人 4人
乳がん 20人 16人 13人
子宮がん 0人 0人 2人
前立腺がん 24人 34人 21人

「けんこうかりや」より

がんになるのはどんな人?

「がんは遺伝する」とよく聞きますが、実際に遺伝によるがんは5%と非常に少なく、がんのほとんどは、たばこや飲酒、食事、運動などの生活習慣が原因と言われています。
がんを予防するためには、生活習慣の改善が重要です。

がんの好発年齢と原因
部位 好発年齢 主な原因
胃がん 40歳代後半から増加し始め、男女比では男性のほうが女性より多くなります。 喫煙、塩辛い食品、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染
大腸がん 50歳代から増加し始め、高齢になるほど多くなります。 肥満、飲酒、赤肉(牛、豚など)や加工肉(ハム、ベーコンなど)に偏った食事
肺がん 40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど多くなります。男性は、女性の3倍~4倍です。 喫煙または副流煙による受動喫煙
乳がん 30歳代から増加し始め、50歳前後にピークを迎え、その後は次第に減少します。 飲酒、肥満(閉経後)、授乳歴がない、経口避妊薬の使用など
子宮がん 子宮頸がんは、20歳代後半から増加し始めます。近年では、若年層で増加傾向にあります。
子宮体がんは、40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少します。
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染、低年齢での性体験、性的パートナーが多い、多産、HPV以外の性感染症の感染、喫煙

がんを予防するには?

日常生活を振り返り、生活習慣を見直しましょう!

「見直しのコツ」は、下のファイルをご覧ください。

突然のがんに備えておきましょう!

愛知県では、突然のがんに備えるチェックリストを作成しています。

二人に一人ががんにかかる時代。いざという時のつらさや衝撃を少なくするために、日ごろから備えておくことは重要です。誰もがなりうる病とどう向き合い、支えあい生きるのかを考え、正しい行動が起こせるよう「自分だけはがんにならない自信がある」などと油断せず、普段からがん罹患のリスクに備えましょう。

詳細は以下のページよりご確認ください。 

定期的にがん検診を受けましょう!

生活習慣の改善を心がけたとしても、がんになるリスクをゼロにすることはできません。そこで重要となるのががん検診です。医学の進歩により、約半数のがんが治る時代となりました。特に早期発見できれば、治癒率はとても良くなります。がん全体についてみると、早期がんの段階で治療が受けられれば、およそ9割が完治するといわれています。
早期のがんは自覚症状がなく、自分ではほとんど気づきません。ですから、定期的にがん検診を受けることが大切なのです。
自分だけでなく、家族や大切な人のためにも1年に1回がん検診を受診しましょう!

がんその他の情報サービスは以下のリンクをご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

保健センター(健康推進課)
〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
電話:0566-23-8877 ファクス:0566-26-0505
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