がん
刈谷市のがんの現状は?
死因第1位は「がん(悪性新生物)」です!
本市の令和4年の主要死因の構成比をみると、生活習慣に起因する疾患の割合(悪性新生物(あくせいしんせいぶつ)、心疾患(しんしっかん)、脳血管疾患(のうけっかんしっかん)を合わせた割合)が4割以上を占めています。
なかでも悪性新生物の割合は男性では30.7%、女性では23.6%と非常に高く、死因の第1位となっています。
死因順位 | 死因 |
死亡数 |
死亡割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 悪性新生物 | 229人 | 30.7% |
第2位 | 心疾患(高血圧症を除く) | 67人 | 9.0% |
第3位 | 老衰 | 60人 | 8.0% |
第4位 | 脳血管疾患 | 46人 | 6.2% |
第5位 | 肺炎 | 28人 | 3.8% |
第6位 | 不慮の事故 | 21人 | 2.8% |
第7位 | 自殺 | 16人 | 2.1% |
第8位 | 腎不全 | 9人 | 1.2% |
第9位 | 肝疾患 | 7人 | 0.9% |
第10位 | 大動脈瘤及び解離 | 6人 | 0.8% |
その他 | 257人 | 34.5% |
計:746人(100.0%)
死因順位 | 死因 |
死亡数 |
死亡割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 悪性新生物 | 137人 |
23.6% |
第2位 | 老衰 | 106人 | 18.2% |
第3位 | 心疾患(高血圧症を除く) | 67人 | 11.5% |
第4位 | 脳血管疾患 | 34人 | 5.9% |
第5位 |
肺炎 |
21人 | 3.6% |
第6位 | 不慮の事故 | 14人 | 2.4% |
第7位 | 腎不全 | 13人 | 2.2% |
第8位 | 大動脈瘤及び解離 | 11人 | 1.9% |
第9位 | 肝疾患 | 10人 | 1.7% |
第10位 | 自殺 | 5人 | 0.9% |
その他 | 163人 | 28.1% |
計:581人(100.0%)
がんの部位(がん死因)のうち、”肺がん・大腸がん・胃がん”が多い!
部位 |
平成7年 |
平成17年 |
平成27年 |
令和2年 | 令和3年 |
令和4年(男) |
令和4年(女) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
食道 |
4人 | 9人 | 9人 | 3人 | 10人 |
9人 |
2人 |
胃 |
40人 | 34人 | 44人 | 33人 | 34人 |
24人 |
13人 |
大腸(結腸・直腸・直腸S状結腸移行部及び肛門) | 17人 | 25人 | 34人 | 38人 | 49人 | 30人 | 19人 |
肝臓 |
18人 | 17人 | 24人 | 25人 | 24人 | 13人 |
11人 |
胆のう及び肝外胆管 |
4人 | 11人 | 19人 | 15人 | 15人 |
7人 |
8人 |
膵臓 |
5人 | 13人 | 31人 | 29人 | 30人 | 23人 | 20人 |
気管・気管支及び肺 | 30人 | 48人 | 66人 | 58人 | 58人 | 56人 |
20人 |
乳房 | 3人 | 3人 | 14人 | 18人 | 14人 |
1人 |
12人 |
子宮 | 3人 | 3人 | 1人 | 8人 | 8人 |
0人 |
3人 |
前立腺 | - | 2人 | 9人 | 11人 | 12人 |
16人 |
0人 |
白血病 | 6人 | 8人 | 7人 | 6人 | 5人 | 5人 | 3人 |
その他 | 37人 | 43人 | 66人 | 59人 | 54人 | 45人 | 26人 |
計 | 167人 | 216人 | 324人 | 303人 | 313人 | 229人 | 137人 |
刈谷市のがん検診、どれくらいの人が受けているの?
がんは早期に発見し、早期に治療を行えば治癒する場合が多いとされています。各種がん検診の受診率は部位によって異なるものの、受診率の目標40~50%には満たない状況です。
早期のがんは自覚症状がなく、自分ではほとんど気づきません。ですから定期的にがん検診を受けることが大切です。自分だけでなく、家族や大切な人のためにも毎年がん検診を受診しましょう。
刈谷市がん検診でのがん発見者数
部位 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
---|---|---|---|---|---|
胃がん | 4人 | 6人 | 5人 | 2人 | 8人 |
大腸がん | 27人 | 23人 | 22人 | 16人 | 28人 |
肺がん | 1人 | 4人 | 4人 | 4人 | 2人 |
乳がん | 16人 | 13人 | 11人 | 11人 | 16人 |
子宮がん | 0人 | 2人 | 1人 | 0人 | 0人 |
前立腺がん | 34人 | 21人 | 44人 | 28人 | 21人 |
「けんこうかりや」より
がんになるのはどんな人?
がんは様々な要因で発症します。日本では男性のがんの43.4%、女性のがんの25.3%は、たばこや飲酒、食事、運動などの生活習慣や、感染症といった予防できるものが原因と言われています。
部位 | 好発年齢 | 主な原因 |
---|---|---|
胃がん | 40歳代後半から増加し始め、男女比では男性のほうが女性より多くなります。 | 喫煙、塩辛い食品、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染、野菜・果物不足 |
大腸がん | 50歳代から増加し始め、高齢になるほど多くなります。 | 肥満、飲酒、赤肉(牛、豚など)や加工肉(ハム、ベーコンなど)に偏った食事 |
肺がん | 40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど多くなります。男性は、女性の3倍~4倍です。 | 喫煙または副流煙による受動喫煙 |
乳がん | 30歳代から増加し始め、50歳前後にピークを迎えます。 | 飲酒、肥満(閉経後)、授乳歴がない、初経が早い、閉経が遅い |
子宮がん | 子宮頸がんは、20歳代後半から増加し始めます。近年では、若年層で増加傾向にあります。 子宮体がんは、40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少します。 |
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染、低年齢での性体験、性的パートナーが多い、多産、喫煙 |
がんを予防するには?
日常生活を振り返り、生活習慣を見直しましょう!
「見直しのコツ」は、下のファイルをご覧ください。
定期的にがん検診を受けましょう!
生活習慣の改善を心がけたとしても、がんになるリスクをゼロにすることはできません。そこで重要となるのががん検診です。医学の進歩により、約半数のがんが治る時代となりました。特に早期発見できれば、治癒率はとても良くなります。がん全体についてみると、早期がんの段階で治療が受けられれば、およそ9割が完治するといわれています。
早期のがんは自覚症状がなく、自分ではほとんど気づきません。ですから、定期的にがん検診を受けることが大切なのです。
自分だけでなく、家族や大切な人のためにも1年に1回がん検診を受診しましょう!
がんその他の情報サービスは以下のリンクをご覧ください。
突然のがんに備えておきましょう!
愛知県では、突然のがんに備えるチェックリストを作成しています。
詳細は以下のページよりご確認ください。
【参考】がんに関する情報
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このページに関するお問い合わせ
保健センター(健康推進課)
〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
電話:0566-23-9559 ファクス:0566-26-0505
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