楞厳寺(りょうごんじ)
天王町6丁目
曹洞宗の寺で、山号を神守山と号します。
応永10年(1403)、浜松普済寺(ふさいじ)の利山義總(りざんぎそう)禅師が現在の元町に海会寺(かいえいじ)を開きました。海会寺には、禅師の徳を慕って修行者や信徒が多く集まるようになり、境内が狭くなったので、応永20年(1413)に現在の天王町に楞厳寺が建てられました。水野家はこの寺に帰信し、水野家の菩提寺となっています。
於大(おだい)は、岡崎の松平氏に嫁いで竹千代(後の徳川家康)を生み、織田と今川の対立から離縁されて戻された後、阿久比(あぐい)の久松家へ再嫁するまでの間、しばしば参拝しており、使用の品々が寄進されています。
「伝通院画像」は県の指定文化財、「伝通院調度品」・「華陽院画像」・「水野忠重画像」は市指定文化財、「水野家廟所」は市史跡で、平成25年度に修繕工事が行われました。
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