木造聖観音菩薩立像【県指定有形文化財(彫刻)】
- よみ
- もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう
- 所在地
- 元町
- 所有者
- 海会寺
- 指定年月日
- 昭和30年6月6日
初めは寄木造の漆箔の仏像であったと思われますが、剥落が甚だしく、木肌の荒れが目立っています。また、手足や天衣等に後補してあり、当初の姿は失われています。
しかし、引き締まった胴部や、やや太めの下半身、簡素な裳の折り返し、緩帯の手法など藤原様式の本質が失われていないことから、その後期の作と思われます。
現在は秘仏となっています。
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