災害時医療救護所

ページID1013954  更新日 2023年5月10日

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災害時の医療救護体制

 大きな災害が起こった時には、多くの負傷者が発生することが予想されます。そのような混乱の中、限られた医療資源で一人でも多くの人を救うためには、普段とは異なる医療体制をとる必要があります。

【刈谷市の医療救護体制】

災害時には医療救護所を開設します

医療救護所とは

 災害時に応急処置を中心とした医療救護活動を行う場です。震度6弱以上の地震が発生した場合、市内の診療所などは一時的に閉鎖され、医師・歯科医師・刈谷市職員などが参集し医療救護所を開設、医療救護にあたります。
 開設するかどうか、またどの地域の医療救護所を開設するかなどは、地域の被害状況、負傷者の発生状況、医療スタッフの参集状況などを考慮しながら、市災害対策本部が決定します。

【医療救護所】
施設名 所在地
富士松中学校 今川町花岡114

かりがね小学校

築地町2-15-1
刈谷東中学校 山池町1-201
双葉小学校 半城土中町3-12-2
小垣江小学校 小垣江町西王子1-1

医療救護所の役割

 災害発生時に、けが人が災害拠点病院などに集中すると、適切な治療を行うことができず病院が機能しなくなる恐れがあります。医療救護所は、けがの程度に応じて治療の緊急性を判定して、負傷者が病院に集中しないようにする役割があります。

【主な役割】
  役割 内容
1 トリアージ けが人を重症・中等症・軽症に振り分けます。
2 応急処置 優先順位の高い患者から順に処置します。軽症の方は処置が受けられない場合があります。
3 後方支援病院や災害拠点病院への搬送判断 中等症・重症患者を後方支援病院や災害拠点病院に搬送するための手配・調整を行います。

 医療救護所で行う医療は、刈谷医師会、刈谷市歯科医師会、刈谷市薬剤師会の協力のもと、医師・歯科医師・薬剤師などの医療救護班が担います。

※トリアージとは

 多くの負傷者が同時に発生した場合に、できるだけ多くの命を救うため、負傷者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うための治療優先順位を決定することをいいます。

  • 後方支援病院・災害拠点病院

 医療救護所で応急処置を行った後、必要に応じて後方支援病院や災害拠点病院に搬送されます。

【市内の後方支援・災害拠点病院】
種別 病院名
後方支援病院 辻󠄀村外科病院、刈谷整形外科病院、刈谷豊田東病院、刈谷記念病院、一里山・今井病院
災害拠点病院 刈谷豊田総合病院

※刈谷記念病院は、休日、祝日、夜間を除く

開設期間

災害の規模にもよりますが、発災からおおむね3日間(72時間)程度です。その後は、状況に応じて一般診療所・病院での診療に移行していきます。

Q&A

Q どのようなケガの場合、医療救護所に行けばよいですか?

A 災害時には医療資源が限られるため、すり傷などのケガは自らや避難所での応急処置をお願いします。出血を伴うケガや骨折の疑いがあり、話せる、歩ける場合は医療救護所へ。

Q 直接、病院に行っても良いですか?

A 意識がないなどの重症の場合以外は、直接病院に行かないようにお願いします。

Q 医療救護所に行けば、普段の薬がもらえますか?

A 医療救護所は応急処置が目的です。備蓄の医療資材は限りがあるため、かかりつけ医療機関のような処方はできないことも考えられます。普段から使用する薬は、3日分程度備蓄しておきましょう。

Q お金や保険証が手元になくても医療が受けられますか?

A 災害に伴うケガなどは、手元にお金や保険証がなくても医療が受けられます。定期受診のため医療機関を受診したいが被災により保険証が手元にない場合、保険証以外のもので本人確認を行うなどの対応で医療を受けることができます。ただし、災害救助法が適用される災害の場合で一定の条件があります。
 

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このページに関するお問い合わせ

保健センター(健康推進課)
〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
電話:0566-23-9559 ファクス:0566-26-0505
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