木造阿弥陀如来坐像【市指定有形文化財(彫刻)】
- よみ
- もくぞうあみだにょらいざぞう
- 所在地
- 高松町
- 所有者
- 崇福寺
- 指定年月日
- 平成10年2月27日
檜材の寄木造で、内刳、肉身は金泥、衣は漆箔、玉眼です。像高52.1センチ。頭体のバランスが良く、顔は若々しい魅力にあふれ、衣文のさばきも流麗です。仏像が生命感にあふれて写実的である点や衣文などから、13世紀前半頃の慶派に近い仏師の優品と考えられます。
寺伝によると、徳川家康の娘徳姫(良祥院)の持仏で、再嫁した池田輝政の家老荒尾美作に譲られ、その後岡崎の荒尾茂兵衛を経て、崇福寺を再興した大岡栄純に渡り、同氏より享保5年(1720)に崇福寺に寄付されたといわれます。
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