木造十一面観世音菩薩立像【市指定有形文化財(彫刻)】
- よみ
- もくぞうじゅういちめんかんぜおんぼさつりゅうぞう
- 所在地
- 銀座
- 所有者
- 松秀寺
- 指定年月日
- 昭和33年2月25日
高さ107.5センチの木造の立像で、鎌倉時代末期の作といわれます。秘仏であり、通常は開扉していません。
本像は天冠台上面に花弁状の縁飾りを付け、毛筋を彫るなど丁寧な造りで、髪上に頂上仏、地髪上に化仏10面を配し、天冠台を彫出しています。
寺伝によると、刈谷町商人である太田忠右衛門長正が観音菩薩に帰仰し、美濃国谷汲山中に十一面観世音菩薩の霊像があるのを感得してこれを願い、延宝4年(1676)に松秀寺に奉安したといわれます。
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