学芸員のひとりごと 令和7年4月~9月

ページID1020359  更新日 2025年5月21日

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昭和100年記念イベントを開催しました(その1)(5月21日)

「教えてください!昭和のおもいで」ということで…

当館では3月20日から4月13日まで、昭和100年記念イベントを開催しました。

いわゆる「黒電話」に触れることができたり、当時の漫画週刊誌をご覧いただける場所も設けたことで、多くの方に楽しんでいただけたのではないかと思います。

それと同時に、「教えてください!昭和のおもいで」と題して、皆様に昭和の思い出を語っていただきました。「教えてください!」と言った手前、レスポンスは必要ですよね。ということで、感想を書いてみました。ちなみに私は、昭和58年生まれですので昭和の記憶はほぼ無いこと、また県外出身・男性ですのでそういった視点での感想となること、あらかじめご了承ください。(一部、他の学芸員のコメントあり。( )で表記しています)

衣服
いただいたコメント 学芸員の感想
ジーパンにジージャン いましたねー。昭和40年代以降、ジーンズが普段着になったそうで、昭和50年代の写真とかを見るとジーパン+ジーンズ生地のジャンパー、それにサングラスがセットというイメージです。
小学校の修学旅行で友達みんなでモンキースカートと黒ひもカチューシャ すみません。分からなかったのでインターネットで調べました。(画像を見て)お洒落だなという印象を持ちました。
ソバージュ 確かに!昭和の漫画で大人の女性!として出てくる髪型ですね。
大阪万博でパンタロンはいた

パンタロン!昭和のファッションの代表例ですね。写真や映像ではよく見るけど、実物は見たことがないような気がします。

叔父が若い頃よく履いていました。ちょっとロン毛で色付きのグラサンで…(昭和54年生まれ・女性)

聖子ちゃんカットが流行った これも写真だとよく見ますね。本当に女性はみんなその髪型だったと聞きます。
ボートハウスのトレーナーが大人気 これも分からなかったのでインターネットで検索したのですが、「ボートハウス」と入力すると「トレーナー」と出てくるくらい定番ですね。ただ、そこまで「昭和感」はないですが、平成に入るころの流行でしょうか。
「JJ」「Can Cam」の女性ファッション雑誌をよく見ていた 「JJ」「ViVi」「CanCam」が三大女性ファッション誌と呼ばれていた時代。読んだことはないですが、読者モデルから芸能界デビューという流れは最近でもありますね。
編機でニットのセーターを編んでいた 今ではセーターは「買うもの」ですが、当時は「編むもの」だったのですね。セーターも「とっくり」のイメージがあります。
ベトナムのデニムパンツ 男性の髪が長い ベトナム製かまではわかりませんが、デニムパンツに長髪の男性はいましたね。若い人だけでなく、壮年男性でも流行っていたのが、現在との違いでしょうか。
中学時代、髪はいつも五厘がり これも昭和のファッションの代表例ですね!ただし、丸刈りのイメージが強い野球部でも、昭和50年ごろには丸刈り是非の議論が専門誌で行われており、当時でも違和感を持つ方はいたようです。
パンチパーマ 写真ではよく見るという印象ですね。当時の若者は、私からすると皆強面に見えます…
ショートカット

いわゆる「ワカメちゃん」とか「まるちゃん」カットのことでしょうか。昭和20年代から40年代ぐらいまでの小学校の卒業アルバムを見ると、女子は圧倒的にこの髪型が多いですね。

小さい頃は母が髪を切ってくれたので、ずっと「まるこ」頭でした(昭和54年生まれ・女性)

ルーズソックス(←平成ですね)、まちこまち、ショートカット はい。ルーズソックスは全盛期でした!「まちこまち」は「真知子巻き」のことでしょうか。NHKのラジオドラマ「君の名は」の影響でスカーフを頭に巻くことが流行したのですが、皆がみんな真知子巻の世界は正直想像もできません…
丸刈り 戦後、女の子はショートカット、男の子は丸刈りという時代が長くありました。床屋に行くよりも安上がりということで、多くの子供がいた時代には好まれた面もありますよね。
竹のこ族 80年代ファッションの代表例ですね。東京の原宿とか代々木公園のイメージが強いですが、この辺りにもいたのでしょうか。
半ズボンに白い長い靴下 シャツはズボンにイン 前半は小学生の服装ですよね。今でも「ドラえもん」や「サザエさん」でよく見ますが、寒くないのかなと思ってしまいます。「シャツはズボンにイン」は最近また流行り始めているとかいないとか。

食事 

食事に関しては、皆さまやはり興味があるのか、多くのコメントをいただきました。

いただいたコメント

学芸員の感想
仮面ライダースナック 「仮面ライダースナック」は、私にとってはもはや「歴史」です。「ちびまる子ちゃん」では、「カードを集めるためにスナックを捨ててしまう」のが社会問題化していたことが描かれていました。カードは有名ですが、肝心の?スナックの味はどうだったんでしょうか。
板チョコ、ポテトチップス、かばやきくん この3つ、いずれも昔からあるお菓子ですが、今も売られているロングセラーでもあるんですよね。板チョコは森永と明治から出されていますが、確か明治のほうが甘いのではなかったでしょうか。かばやきくんは、「蒲焼さん太郎」のことですよね。私は食べたことがないと思います。隣に並んでいる「ビッグカツ」に釣られてしまい…。
しょうゆ、酢は一升びん 一合二合と計り売りだった これは昭和!というコメントですよね。何でもペットボトルの現代からするとかえってサステナブルに感じますが、持ち運びが大変ですよね。少し話はずれますが、私は瓶のコーラを愛飲していました(今売られている190mlのものではなく750mlのもの)。学校帰りに買って帰り、翌日持っていくと20円(30円だったかも)返してもらえるのですが、今なら重くてやれませんね。
レーズンパン

最近見なくなりましたが、平成初期に小中学生だった私にとっては給食の定番でした。普段レーズンを食べる機会はないけど、レーズンパンになるとよく食べてましたね。

ねるねるねる

何といってもCMの印象が鮮烈な「ねるねるね~るね」!こういった「作る系」のお菓子はあまり食べなかったので、食べたことはないのですが、美味しいんですか?

「ねるねるねるね」のCM、魔女のインパクトが強かった。こういうお菓子は買ってもらえませんでした(昭和54年生まれ・女性)

平成の頃ですが、おいしいですよ。今は我が子が食べています(昭和63年生まれ・男性)

野球チップス プロ野球選手カード

昭和のころは「プロ野球チップス」で平成に入ると「Jリーグチップス」が販売されるようになりました。「プロ野球チップス」は今でも売られていますが、集めたくなる魔力がありますね。昭和のプロ野球カードは、今ではお宝なんでしょうね。

「Jリーグチップス」集めていました。ストイコビッチが欲しかったです。(昭和63年生まれ・男性)

近所の駄菓子屋さんでお好み焼きをよく食べた 出ました「駄菓子屋さん」!駄菓子屋さんの文化は、最近でも「昭和レトロ」などでよく触れられるのでご存じの方も多いと思いますが、店内に鉄板があってお好み焼きを食べられるというのは知らない人もいるかもしれません。これ、東京だともんじゃ焼きなので、売られているソーセージやベビースターラーメンをトッピングすることができたのですが、お好み焼きでもそういう文化はあったのでしょうか。
ソフトめん、ミルメーク、くじらの肉

いずれも定番の給食メニュー。「ソフトめん」はまさに世代です。私の学校では容器に入らないので、半分に割って入れていました。決して美味しいとは言えないけれど、懐かしさがよみがえる味ですよね。「ミルメーク」は給食では出たことありませんが、牛乳をそのまま飲めるのであれば入れなくても良いのでは?と思ってしまいます。「くじらの肉」は色々あって今では高級食材ですが、実際に食べていた親せきなどに聞くと「硬くて旨くない」と言われた記憶があります。

「ソフトめん」は袋の上から潰すように切り分けて、容器に入れていましたね(昭和63年生まれ・男性)

おいも いわゆる「ふかし芋」のことかと思います。トラックの移動販売のイメージが強いですが、目撃したことはありません。昔は刈谷でも売られていたのでしょうか。
マカロニサラダやそうめんの上にさくらんぼ はい。さくらんぼ、載っていましたね。このさくらんぼを載せる文化は現代でもコメダ珈琲が受け継いでいるように思いますが、サラダやそうめんの上のさくらんぼを食べるタイミングはわかりません。あと種のやり場に困るんですよね。
アイスクリームで宝石箱 バニラアイスの中に赤や緑の氷入り これは、ごめんなさい。全然意味が分からず、インターネットで調べたところ、「宝石箱」というアイスクリームがあったんですね。1983年終売ということなので、私は知らなくて当然なのですが、結構人気があったとのこと。今でもあってもよさそうな商品なのに、なぜ終売になってしまったのでしょうか。
おもち おもちは七輪で焼いて、というのが一番おいしいのでしょうね。私はトースターしか経験がありませんが。少し話はずれますが、小学校では餅つき大会がありました。つきたてのお餅が食べられる機会も、最近は減っているんですよね。
タピオカ これは平成の文化ですよね。90年代に第1次ブーム、2008年ごろに第2次ブームがあって、最近は第3次ブームなんだそう。定期的にブームになる理由は何なんでしょうか。
お米屋さんで売っていた高級ジュース、プラッシー(オレンジジュース) ごめんなさい。これも経験したことがないので調べてみたところ、武田薬品工業が販売していたジュースのことなのですね。清涼飲料水でありながら、販売元が飲料メーカーではないため、お米屋さんで売られていたのだとか。結構根強い人気で、最近まで売られていたとのことで、一度飲んでみたかったです。
ぬーぼー 食べたことはないのですが「ぬ~ぼ~」という音の響きは、よく覚えています。チョコレートのお菓子でよくコンビニなどで売られていましたよね。
味カレー

「味カレー」って何?と思い、調べたところ画像を見て理解しました。駄菓子屋さんで売られているスナック菓子のことでした。佐世保にある大和製菓というメーカーが作った駄菓子ですが、今でも売られているそうです。お酒のおつまみにちょうど良さそうですね。

何とも言えない薄めのカレー味が美味しいのです(昭和63年生まれ・男性)

ストローに入ったカラフルなゼリー これ、イメージはあります。ただ商品名が出てこない…。調べてみると寒天で作られたゼリーだったんですね。メロン味とかレモン味などといった姿かたちは出てくるのですが、飲んだことがないので味の感想はありません。
ふ菓子とキャラメル 麩菓子は駄菓子屋でそのまま売られていましたね。お腹にちょうどいい具合に溜まるんです。キャラメルを麩菓子とセットで書かれているということは、駄菓子屋で買っていたのでしょうか。私はもうスーパーで買う時代でしたので、キャラメル1個いくらの時代は知らないです。
こうせんを練って食べた これは全く分からず、インターネットで調べました。「こうせん」とは「別名、はったい粉、麦こがしなどとも言われ、大麦を炒って挽いた粉です」とのこと。これを練ってお餅のようにして食べられていたとのことでした。家で簡単に作れるお菓子だったみたいです。
家で煮込みうどんをよく食べた 「煮込みうどん」というのがこの地域ならではですよね。我が家でも鍋焼きうどんはありましたが、この地域では、ご自宅でもあの特徴ある麺を使われるのでしょうか。
おせんべい、おもち、ポッキー、笛ラムネ 「おせんべい」というのは固焼きのせんべいではなく、薄い「ソースせんべい」とか「花丸せんべい」といったものかと思われます。あれ、懐かしいですよね。それこそ、ソースを挟んだりしました。おもちは上で述べましたので、省略。「ポッキー」はみなさんご存じかと思いますが、昔は黒箱のポッキーがあり、子供ながらに憧れがありました。「笛ラムネ」はタブレット型のラムネのことですね。私は瓶型のほうがよく食べていた印象があります。
おにぎり ここでいう「おにぎり」というのはご飯のあれではなく、「おにぎりせんべい」のことでしょうか。ご当地駄菓子なので、私は子供のころ食べたことはありませんが、評判良いですよね。駄菓子でありながら、最近のほうが有名になっている気がします。
メロン、イチゴケーキ これは当時のごちそうという意味かと思います。スイカは庶民、メロンは高級というイメージは何でなんだろうと思いますが、ともあれメロンには高級なイメージがついて回りますね。イチゴケーキはだいぶ庶民寄りになってきたかなと。ショートケーキじゃないケーキのほうが遥かにお値段も高いですしね。
梅干し、つくだにの黒コンブ たまに、たまごやき これはご飯のお供という意味ですね。まずは梅干しの日の丸弁当、次に「佃煮の黒昆布」、そして卵焼きと。私はご飯のお供をそんなに必要としないのですが、まずは「のりたま」そして「ごはんですよ」も使ったことがあります。ご飯のお供は、永遠に廃れないでほしいですね。

まだまだいただいているのですが、今日はここまで。

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