下水道事業の課題解決に向けた官民連携(ウォーターPPP)について
主な課題
1.維持管理(モノ)
本市の下水道は、昭和27年に事業着手し、平成初期より下水道管路の本格的な整備を進めてきました。令和5年度末時点の管路総延長は約845kmで、このうち標準耐用年数である50年を超える管路延長は59km(約8.4%)であり、老朽化した施設への対策が急務となっています。
2.経営状況(カネ)
令和5年度決算時点での経費回収率は78.7%となっており、全国平均97.8%と比較して大きく下回っています。これは汚水処理に要する経費を使用料で賄えておらず、不足分を一般会計繰入金で補てんしていることを示しており、収入の増加や経費の削減などの経営改善に取り組む必要があります。
3.人員不足(ヒト)
老朽化施設の更新による業務量の増加などにより、今後の下水道事業に従事する人員の不足が想定されます。
取り組み内容
上記の課題を解決するため、令和6年度から、国土交通省の支援を受け、民間事業者の持つ技術力やノウハウを活用した官民連携手法の導入検討を進めています。
経過
時期 | 内容 |
---|---|
令和5年6月 | 官民連携手法導入検討 開始 |
令和6年8月19日から9月13日まで | 予備サウンディング調査 |
令和6年11月19日 |
地元企業向け説明会(市内土木施工会社対象) |
令和7年1月31日 |
事業説明会(公募型) (当日資料は下記のとおり) |
令和7年2月18日から3月5日まで |
導入方針に関するマーケットサウンディング調査(公募型) (集計結果は下記のとおり) |
令和7年5月から6月 ※ |
個別サウンディング(上記調査の回答者対象) |
令和7年度中 ※ | 事業説明会(公募型) |
令和8年度中 ※ |
要求水準書の公表 募集要項の公表 公告 |
令和9年度中 ※ | 事業者選定、引継ぎ、契約 |
令和10年4月 ※ | 事業開始 |
※今後の予定については、変更の可能性があります。
事業説明会(令和7年1月31日)
導入方針に関するマーケットサウンディング調査(令和7年2月18日から3月5日)
ウォーターPPPご意見箱(民間事業者向け)
本市が検討を進めているウォーターPPPに関して皆様の声をお聞かせください。
- 事業スキーム(リスク分担、プロフィットシェアなど)に対しての意見、要望
- 事業への参画に伴い発生した課題、疑問、悩み
- 市から開示してほしい情報
- 事業に関して感じていること など
どんな内容でも結構ですので、お気軽にご意見ください。
いただいたご意見、ご質問は、市の考えや回答と合わせてホームページで公開することがあります。(事業者が特定できる情報を除く)
官民連携の概要について
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このページに関するお問い合わせ
下水道課
〒448-8501
刈谷市東陽町1丁目1番地
電話:0566-62-1029 ファクス:0566-23-2087
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