刈谷西部の縄文遺跡 【県指定史跡】
芋川遺跡(一ツ木町)
縄文時代中期から奈良時代にかけての複合遺跡。縄文時代の土壙墓からは、仰臥屈葬による女性の人骨が発見されました。平成12年度に芋川公園として整備・保存されました。
所在地
一ツ木町7-33-7
八ッ崎貝塚(小山町)
逢妻川左岸にある市内最古の貝塚で、縄文時代早期後半のものとされています。発掘調査では縄文時代中期から古墳・奈良・平安時代にわたる土器や石器、骨角器なども出土しました。八ッ崎公園内に保存されています。
所在地
小山町5-2
天子神社貝塚(小山町)
縄文時代後・晩期の貝塚で、天子神社境内を中心に広がっています。ハイガイ、マガキ、アカニシなどの貝や獣骨のほか、埋葬人骨5体、土器、石器、骨角器なども出土しました。
所在地
小山町6-70 他
山の神遺跡(山池町)
縄文時代中期の遺跡で、昭和29年刈谷東中学校の校庭において堅穴住居跡が発見されました。住居跡は、中央に炉跡をもつ一辺が4m余りの隅丸方形で、土器、打製石斧、無茎石鏃、石錘などが出土しました。
所在地
山池町1-201
本刈谷貝塚(天王町)
縄文時代晩期の貝塚で、本刈谷神社境内を中心に広がっています。ハイガイを主とした貝塚で、10数体の埋葬人骨、シカやイノシシの骨などが発見されました。また、出土した土器のうち、やや厚くした口の部分に押引文・平行線文・波状文などの文様をつける土器は、縄文晩期前葉の西三河地方の土器の指標となるもので、「元刈谷式土器」といわれています。
所在地
天王町4-2 他
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