水質基準

ページID1004301  更新日 2023年4月21日

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法令で基準値が定められ、検査が義務づけられている項目です。

健康に関する項目

No. 区分 水質基準項目 基準値 説明
1 病原微生物 一般細菌 1ミリリットルの検水で形成される集落数が100以下であること 特定の細菌グループを示すものではなく、塩素消毒の効果を確認します。
2 病原微生物 大腸菌 検出されないこと 糞便による汚染指標となります。塩素消毒が完全であれば検出されません。
3 無機物・重金属 カドミウム及びその化合物 0.003ミリグラム/リットル以下 自然界にごく微量存在し、イタイイタイ病の原因とされています。
4 無機物・重金属 水銀及びその化合物 0.0005ミリグラム/リットル以下 温度計、水銀灯などに幅広く使用されています。メチル水銀は水俣病の原因とされています。
5 無機物・重金属 セレン及びその化合物 0.01ミリグラム/リットル以下 金属セレンの毒性は少ないですが、化合物には猛毒のものが多いです。
6 無機物・重金属 鉛及びその化合物 0.01ミリグラム/リットル以下 古くから水道管として使用されていますが、近年溶出が問題視されています。
7 無機物・重金属 ヒ素及びその化合物 0.01ミリグラム/リットル以下 地質由来の汚染、農薬の混入等による汚染があります。
8 無機物・重金属 六価クロム化合物 0.05ミリグラム/リットル以下 自然にはほとんど存在せず、メッキ排水に多く含まれることがあります。

9

無機物・重金属 亜硝酸態窒素 0.04ミリグラム/リットル以下 窒素化合物が酸化される際の中間生成物で、副腎への障害が認められています。

10

無機物・重金属 シアン化物イオン及び塩化シアン 0.01ミリグラム/リットル以下 工場排水に含まれることがあり、強い毒性があります。
11 無機物・重金属 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10ミリグラム/リットル以下 硝酸態窒素を多く含む水を摂取すると、体内で亜硝酸態窒素に変わり呼吸酵素の働きを阻害します。

12

無機物・重金属 フッ素及びその化合物 0.8ミリグラム/リットル以下 適量の場合虫歯の予防になりますが、多いと斑状歯の原因となります。
13 無機物・重金属

ホウ素及びその化合物

1.0ミリグラム/リットル以下 自然水中に含まれることはまれであり、海水中に多く含まれています。
14 有機物 四塩化炭素 0.002ミリグラム/リットル以下 フロンの原料、金属の洗浄剤として使用されています。
15 有機物 1、4-ジオキサン 0.05ミリグラム/リットル以下 洗剤などの製品中に不純物として含まれています。
16 有機物 シス及びトランス-1,2-ジクロロエチレン 0.04ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も塩素を含む有機化合物で空中に揮発しやすく、地下水を汚染することがあります。
17 有機物 ジクロロメタン 0.02ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も塩素を含む有機化合物で空中に揮発しやすく、地下水を汚染することがあります。
18 有機物 テトラクロロエチレン 0.01ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も塩素を含む有機化合物で空中に揮発しやすく、地下水を汚染することがあります。
19 有機物 トリクロロエチレン 0.01ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も塩素を含む有機化合物で空中に揮発しやすく、地下水を汚染することがあります。
20 有機物 ベンゼン 0.01ミリグラム/リットル以下 溶剤、燃料などに含まれています。
21 消毒剤・消毒副生成物 塩素酸 0.6ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
22 消毒剤・消毒副生成物 クロロ酢酸 0.02ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
23 消毒剤・消毒副生成物 クロロホルム 0.06ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
24 消毒剤・消毒副生成物 ジクロロ酢酸 0.04ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
25 消毒剤・消毒副生成物 ジブロモクロロメタン 0.1ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
26 消毒剤・消毒副生成物 臭素酸

0.01ミリグラム/リットル以下

消毒剤である次亜塩素酸ナトリウムに含まれています。
27 消毒剤・消毒副生成物 総トリハロメタン 0.1ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
28 消毒剤・消毒副生成物 トリクロロ酢酸 0.2ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
29 消毒剤・消毒副生成物 ブロモジクロロメタン 0.03ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
30 消毒剤・消毒副生成物 ブロモホルム 0.09ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。
31 消毒剤・消毒副生成物 ホルムアルデヒト 0.08ミリグラム/リットル以下 いずれの項目も浄水処理過程において、水道原水中の有機物と消毒剤(塩素)とが反応して生成される消毒副生成物です。

水道水が有すべき性状に関する項目

No. 区分 水質基準項目 基準値 説明
32 亜鉛及びその化合物 1.0ミリグラム/リットル以下 給水管などの亜鉛引き鋼管から溶出することがあります。
33 アルミニウム及びその化合物 0.2ミリグラム/リットル以下 水処理薬品(凝集剤)の主成分として使われています。
34 鉄及びその化合物 0.3ミリグラム/リットル以下 地球上で4番目に多い元素ですが、多くなると赤水の原因となります。
35 銅及びその化合物 1.0ミリグラム/リットル以下 一部の生物には毒性がありますが、多くなると水が青く着色します。

36

ナトリウム及びその化合物 200ミリグラム/リットル以下 水処理薬品(消毒剤、pH調整剤)の成分として含まれています。
37 マンガン及びその化合物 0.05ミリグラム/リットル以下 地殻中に広く分布していて、多くなると黒水の原因となります。
38 塩化物イオン 200ミリグラム/リットル以下 地質由来あるいは下水系排水の混入で上昇します。
39 カルシウム、マグネシウム等(硬度) 300ミリグラム/リットル以下 硬水・軟水の区別、味に関連する項目とされています。
40 蒸発残留物 500ミリグラム/リットル以下 水を蒸発乾固したときに残る物質で、味に関連する項目とされています。
41 発泡 陰イオン界面活性剤 0.2ミリグラム/リットル以下 合成洗剤の有効成分で、水溶液中で電離して主体が陰イオンになるものです。
42 カビ臭 ジェオスミン 0.00001ミリグラム/リットル以下 ともにかび臭の原因物質です。特定の藻類により産生されることが多いです。
43 カビ臭 2-メチルイソボルネオール 0.00001ミリグラム/リットル以下 ともにかび臭の原因物質です。特定の藻類により産生されることが多いです。
44 発泡 非イオン界面活性剤 0.02ミリグラム/リットル以下 合成洗剤の有効成分で、水溶液中でもイオンに解離する基を持たないものです。
45 臭気 フェノール類 0.005ミリグラム/リットル以下 天然には存在せず、工場排水に含まれ、塩素と反応して著しい異臭味が発生します。
46 有機物質(全有機炭素(TOC)) 3ミリグラム/リットル以下 原水の有機物汚濁の指標、浄水処理過程での水の処理性評価に利用できます。
47 基礎的性状 pH値 5.8以上8.6以下 水の酸性・アルカリ性の基準となります。管の腐食に関係します。
48 基礎的性状 異常でないこと 水に溶存する物質の種類・濃度により異なり、異常な味は不快感を与え飲用に適しません。
49 基礎的性状 臭気 異常でないこと 水に溶存する物質の種類・濃度により異なり、異常な臭気は不快感を与え飲用に適しません。
50 基礎的性状 色度 5度以下 配管等からの鉄の溶出で高くなることがあります。
51 基礎的性状 濁度 2度以下 濁りは給・配水施設や管の異常を示

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