愛知製鋼刈谷工場旧試作工場東棟（旧豊田自動織機製作所自動車部試作工場）【国登録有形文化財（建造物）】

よみ

あいちせいこうかりやこうじょうきゅうしさくこうじょうひがしとう（きゅうとよだじどうしょっきせいさくじょじどうしゃぶしさくこうじょう）

所在地

豊田町

所有者

愛知製鋼株式会社

登録年月日

平成30年5月10日

昭和9年に豊田自動織機製作所自動車部試作工場として建設された建物を、昭和20年から昭和23年の間に減築、分割されたものです。
当時の日本の工場建築の典型例であり、また19世紀末から始まった木造大規模建築の耐震、耐火性能確保の工夫が凝縮された建物です。
豊田喜一郎は昭和8年に豊田自動織機製作所内に自動車部を発足させ、同9年に同社敷地内に試作工場が完成し、同10年には現在のトヨタ自動車のA1型乗用車の試作車第1号がこの工場で完成しています。