事例紹介

ページID1001612  更新日 2021年3月23日

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市内全小中学校の普通教室等にエアコンを設置するまで

市内全小中学校の普通教室等にエアコンを設置することとなった「平成27年度刈谷市一般会計補正予算の可決について」を例に会議の流れを見ていきましょう。

市長から議案の提出

平成27年9月定例会に、市長から「平成27年度刈谷市一般会計補正予算」についての議案が提出されました。

議案の上程(じょうてい)

議長が提出された議案を会議の議題として取り上げることを上程(じょうてい)といいます。市長から議会に提出された議案が上程(じょうてい)されると、その内容を担当部長等が議員に説明します。

委員会付託(ふたく)

かつなり議長「少人数でより専門的に、より細かい点まで話し合って欲しいカリー!頼んだカリーよ!!カリビィー委員長」 カリビィー委員長「かつなり議長!市民のために、しっかり話し合うから任せてくれ」

提案を受けた議員は、詳しい内容を質問することができますが、すべての議案を議員全員で話し合っていては、時間が掛かりすぎてしまいます。そこで、少人数でより専門的に細かい点まで話し合いを行うように、委員会にお願いします。このことを委員会付託(ふたく)といいます。

委員会での審査(しんさ)

カリビィー委員長「ぼくが会議の進行役をするよ。最後に多数決をとって、意見をまとめるよ。」

本会議では、議長が会議の進行役を務めますが、委員会では、委員長が進行役を務めます。そして、賛成・反対の多数決をとって委員会の意見をまとめます。
委員会では、現状の小中学校の暑さ対策導入スケジュールなどについて、細かい話し合いが行われました。

本会議での委員長報告

カリビィー委員長「委員会で出た意見を演壇席で報告するよ。出た意見が少数であった場合も報告するよ(少数意見の尊重)

委員会の代表者である委員長は、委員会で出た意見をまとめて本会議で報告します。このことを委員長報告といいます。
委員長報告では、他市の空調設備の設置状況やランニングコストについても報告されました。
委員長報告では、少数意見の尊重といって、出た意見が少数の場合であっても、その考えを尊重した報告が行われます。

本会議での採決

写真:議場
採決の様子

委員長報告を聞いて、最終的に議員全員で賛成か反対かの多数決をとります。
賛成が過半数以上であればこの議案は可決。議案の内容を実行に移すことになります。
逆に過半数に満たなければ、否決となり実行に移すことができなくなります。
この多数決で決定する方法を多数決の原理といいます。
今回の議案は、反対意見が無く、全議員の賛成により可決されました。
(議案採決の様子)
議長「本案について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。」
議員「異議なし」
議長「異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定しました。」

市内全小中学校の普通教室等にエアコンを設置

写真:エアコンが設置された教室

議案が可決されたことにより、平成29年度に全中学校の普通教室等に、平成30年度に全小学校の普通教室等にエアコンが設置されました。

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