刈谷市指定文化財「鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜」修復・調査報告書　発売

刈谷市指定文化財「鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜」修復・調査報告書　発売

価格：1,500円（税込）（A4）

発行：令和6年3月31日

販売場所：刈谷市歴史博物館　受付

内容

初代刈谷藩主水野勝成が野田八幡宮に奉納したと伝えられる甲冑は、昭和59年に兜が市の指定文化財となりました。その後、当時所在不明となっていた胴も発見され、平成31年に追加指定されています。

甲冑は傷みが激しかったため、三菱財団の助成金を受けて保存のため令和3年5月から令和4年2月にかけ修復を行いました。

本書は修復および今後の保存・活用に向けて実施された調査の報告書です。

内容	執筆者
はじめにー文化財指定と修復・調査に至る経緯ー	刈谷市歴史博物館
鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜　概要	西岡甲房　西岡文夫
鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜　修理報告	西岡甲房　西岡文夫
鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜の非破壊分析調査	東京文化財研究所　犬塚将英
油彩塗装で装飾された戦国武将の肌色塗り甲冑 ー密陀絵の利用史からみた水野勝成所用具足の位置づけー	鶴見大学仏教文化研究所　小池富雄
鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜に用いられた染織品の染料分析	嵯峨美術大学　佐々木良子
鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜使用染織品について	京都国立博物館　山川曉
鉄錆地塗紺糸縅塗込仏胴具足・尉頭形兜の放射性炭素年代測定	株式会社パレオ・ラボ
水野勝成の甲冑から見た日本甲冑の特質	東京国立博物館　佐藤寛介