妊婦さんや出産後の女性は「うつ病」に注意が必要です!

ページID1003316  更新日 2024年3月14日

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妊娠中や出産後は「うつ病」になりやすい時期です

イラスト:気分がふさいでいる様子の女性

女性は男性の2倍うつ病になりやすく、女性の約12人に1人がうつ病になると言われています。特に妊娠中や出産後はうつ病になりやすく、出産した女性の10人に1人は「産後うつ」になると言われているのです。

原因は?

イラスト:泣く赤ちゃんを抱っこして困っている女性

  • ホルモンバランスの急激な変化
    妊娠・出産に伴う女性ホルモンの大きな変化は、脳がストレスに耐える抵抗力を低下させます。その結果、ストレスを処理しきれなくなり、ものごとを悪くとらえる傾向が強く出ます。
  • ストレス
    妊娠中は身体の変化への戸惑いや出産・育児への不安など、出産後は出産による疲労、睡眠不足、生活環境の変化などにより、精神的に不安定になります。
  • サポート不足
    核家族化や地域のつながりの希薄化、パートナーなどの協力不足により、助けが必要な時も一人で抱え込んでしまいます。
  • 孤独
    赤ちゃんが生まれると人との交流が減ったり外出を控えるため、孤独を感じやすくなります。また、核家族化や地域のつながりの希薄化により、身近に悩みや不安を相談できる人が少ない傾向にあります。

このように、妊娠中や出産後は、誰でも「うつ病」になるリスクが高くなります。「ママになるんだから」「みんなやっているんだから」と無理をせず、つらい時や不安な時は一人で抱え込まず、パートナーや家族、通院中の産婦人科や保健センターなどへ相談してください。

早めの対処が重要です!

産後数日目から感じる、軽い気持ちの落ち込みや一時的な不安感を「マタニティブルーズ」と呼びます。休んだりリラックスできれば1週間程度で回復します。

一方、「産後うつ」は産後数週間で始まり、「気分が落ち込む」「イライラする」「食欲がなくなる」「眠れない」などの症状が2週間以上続いたり、ひどくなっていきます。放っておくと症状が悪化して育児や日常生活に支障をきたすこともあり、中には自殺を図ってしまうケースもあります。
出産後1年未満のお母さんの死亡の原因で最も多いのが自殺なのです。
「つらいな」と感じたら、一人で悩まずに周りの人や保健センターや子育て支援センターなどに相談してください。

周囲の理解と協力が必要不可欠です

イラスト:抱っこした赤ちゃんを見つめる夫婦

「うつ病」を早期発見するためには、家族や身近な人の「気づき」が重要です。自分では自分の状況を客観的に判断できないこともあるので、「様子がおかしいな」と感じたら声をかけ、じっくりと話をきいてください。必要に応じて保健センターや医療機関へ相談してください。

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